勤務税理士の苦悩16。人生で3度目の退職。過去に受けたこんな引継ぎは嫌だ!
先日賞与が支給されたので、来年3月に退職したい旨を申し出ました。
人生で3度目の退職となります。
へなちょこな僕はもちろんのこと、引き留めにはあいません!
しかし、事務所によっては引き留められる人もいるでしょうが。
さて、退職となると発生するのが引継ぎです。
3度目の退職なので、引継ぎをしたことも受けたこともあります。
経験上、引継ぎする方はそれほど苦ではありませんが、
受ける方は結構大変ですよね。
なかなか100%満足な引継ぎってないと思います。
今日は退職時の引継ぎについて触れたいと思います。
退職~引継ぎ期間について
今回、僕は来年3月の退職を希望しました。
(いろいろ思惑がありますが。)
しかし、人によっては
「就職が決まった!転職までに辞めたい」
「もう嫌でたまらない。すぐにでも辞めたい」
こんな場合もあるでしょう。
社員が多く存在する職場においては人員調整が可能ですが、
中小で社員もそれほどいない企業の場合は、少し難しい事もあります。
新規に採用しなくてはいけない場合、
退職希望日が1か月後!というと、スケジュール的に間に合いません。
引継ぎ期間も十分ではないですよね。
例え2カ月後、3カ月後に退職希望でも、新規採用から引継ぎまでする場合、
やはりスケジュールはタイトになりがちです。
企業側にとっては、社員の退職ということは、
改めてリスクなのだと感じました。
(あっ、僕は違いますよ。こんなですから。)
引継ぎ事項は一体何が重要なのでしょうか?
一番理想的なのは、ある程度の期間しっかりとした文書を作成と同行&一緒に作業でしょう。
しかし、なかなかそうもいかないですよね。
お客さんの内容や問題点、処理方法を熟知した人間が退職により、
その後の仕事がスムーズに流れないという事はよく聞かれます。
適切な引継ぎができるかどうか、悩ましいですよね。
さて、下記に自分が引き継ぎを受けたとき、困った例を記載します。
引継ぎ文書がない
10年前の会計事務所勤務新人の時のことですが、
いわゆる引継書というものがありませんでした。
代わりに退職した担当者が新人の時、個人的に書いた仕事の進め方ノートを貰いました。
ただ時がたっているため、微妙に何かが異なりました。
そして何だかよくわからないことが多い。
社会人1年目ではなかった為、その事情や仕事の進め方もわかっており、
何となく覚えていきましたが、もしその時新社会人だったら?
「仕事は見て覚えるものだ」
そういった風潮は未だにありますよね。
しかし、何だかよくわからないまま仕事が進んでいくことがいいとは思いません。
特に、新社会人で心が緊張している時、他人から多くをインプットされても、
自分の中になかなか留まりません。でした、少なくとも僕は。
1つの指針となる文書があればなあと、よく感じたものです。
処理方法変更途中での引継ぎ
正に月次の処理やシステムが大きく変更されている途中において、
引継ぎを受けたことがあります。
まだ構築途中で退職されたため、結局引継ぎはされませんでした。
そして、誰も正確な処理を把握しておらず、完成型の文書もない。
一番困った例でした。
結局、決算の時には大残業になったのですが、
当然こんなことはあってはいけないですよね。
何より、お客さんに迷惑をかけます。
そしてこういった件については、担当者もよくないと思いますが、
他の職員、そして何より把握できていないボスの責任です。
ボスも把握できていない、他の職員も把握していない。
小規模な職場では、他に相談できる人がいません。
こんな時、一体どうしろと?
これではどうにもなりませんよね。
(どうにかしましたが)
何かの過渡期や変更の途中で退職がやむを得ないのであれば、
的確な文書が必要です。
勤務先の内情を告げる退職者
退職する方は、後ろ向きな理由で退職する人もいます。
僕も後ろ向きな理由で退職をした事があります。
そして、そういった方から引継ぎを受けた事もあります。
その際、新任者に余計な事を言う退職者がいますよね。
「あの人は○○○だから気を付けて。○○と○○は仲悪いから。」
こういった内容ならまだ悪くはないです。
しかし、
「自分はイジメられた。こんなひどい事をされた。」
「過去にこういった経緯で辞めた人もいる。」
所謂ブラックな事情を言う人がいます。
それを言われた僕は、当時テンション下がりまくりでした。
それらは新任者には関係のない話です。
その後の人間関係の対処法は本人次第ですし、
せっかく頑張ろうとしてる人の不安を煽ります。
何より、退職者にはその後の職場の件は関係ありませんし、
何かいう権利もありません。
まとめ
僕自身が過去に引継ぎを受けて役に立った経験はありません。
同行&一緒に作業したとしても、その時の事は忘却してしまいました。
(僕の能力の問題でしょうが)
しかし、問題点や検討事項は自然に明らかになるものです。
できるだけ速やかに引継ぎをしたいものです。