今いる場所から外へ出てみなければ、今いる場所はわからない。

今年に入り、有名な旅行ジャーナリストの訃報のニュースが。

僕がもの心ついた時は、すでに旅行番組の放送は終了していたと思いますが、

世界中を旅するという事は、当時多くの人が憧れたようです。

 

「外の世界を見ないと日本がわからない。」

その言葉が非常に印象的です。

 

今いる場所を離れて、外の世界や国へ行くという事は、

今現在を知る上で、非常に重要な事だと大学の時によく言われました。

当時はそれがよくわかりませんでしたが、

今は痛いほどわかります。

 

今日は外へいく、外の世界を見る事について考えます。

日本以外の国でみえる世界

外の世界というと真っ先に思い浮かぶのは、海外へ行くことです。

成人式の演説で、○○議員も語っていました。

「日本に居ては、日本の事はわからない。」

 

おそらく、高校若しくは大学の指導者で、

同様の指導をする人も多くいるかと思います。

 

日本は島国であり、欧米のような国境をまたぐということが無い為、

異なった文化の融合がないとよく言われます。

それは文化のみならず、人々の思想も。

 

だからこそ、良い部分もあるのですが。。

しかし、意にそぐわないものは、

「日本独特の文化」という、非常に便利な言葉で敬遠しがちです。

 

社会人になってしまうと、海外へ行く機会はそうそうありませんが、

それでも短期間の旅行で、いくつか国をまわると新しく感じる事があります。

 

でも外の世界とは、何も海外だけではありません。

故郷から離れてみえる世界

以前も書きましたが、学生の頃、地元の静岡が好きではありませんでした。

気候も経済も中途半端な感じがして、本当に退屈でした。

 

大学の時、多くの時間があったため、よく時間をかけて、

電車と安い宿で旅行をすることが好きでした。

勿論、47都道府県すべて回ったわけではありませんが。

 

しかし、それまで静岡を出た事がない僕には、

県外で見る世界は、いろいろな衝撃でありました。

 

コンクリートビルとヒートアイランドの灰色の大都会

雪が街中に広がる美しい世界、

雰囲気が怖く、空気も淀んだ町

 

歴史的な建物が並ぶ街並み

どこまでも続く広大な森林

激しく険しく削られた岩礁

 

どれも静岡から出てみた光景ですが、

それらをみる度に、いつも地元が恋しくなります。

 

雪は降らない

富士山がいつでも見える

やっぱり地元の緑茶が美味しい

とにかく温かい

 

当たり前の静岡の特徴ですが、この良さを知るには、

いろいろ旅行しなければ、わかりませんでした。

転職をしてみえる世界

僕は初めて社会人になった2005年当時、

まだまだ転職にはマイナスイメージがありました。

「3年で辞める若者」という書籍が話題だった頃です。

 

しかし、一方で、「転職をした人は、多くの世界を知ることが出来る」、

とも言われていました。

 

異なった業界、異なった組織を経験した人とそうでない人では、

良くも悪くも組織内での世界観は、全く異なると思います。

 

金融機関の職場での常識、会計事務所での常識いろいろありますよね?

でも一歩外へでてみると、それらはホント非常識だったり。

もっといい考えや仕事の進め方があったり。

 

それぞれの業界や組織での、良い部分を吸収していく事は、

転職に経験した人間だけができると思います。

まとめ

外をみるって怖いですよね。

年齢を重ねれば重ねるほど、新しい世界って怖くなります。

サラリーマンを辞めて個人事業主になった時、

未だにその世界観が想像できません。

 

それでも、何かを変えていきたいと思うのであれば、

会社という組織から、外に出てみようと決めた事は、

間違いではないのだと思います。

 

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