長く大切にケアしながらモノを使う人は穏やかで優しい。長く使える物を選ぼう。

先日京都へ出かけた際、バックのクリーニングを利用しました。

旅行で彼女から借りた、ACEのバカ高いリュックが汚れていたこともあり、

他にもいくつかリュックをクリーニングに出しました。

 

クリーニング代を聞いてびっくり!

リュック1つにつき、クリーニング代金大体1万円!

3つで合計約3万5千円!

 

「ええっ!だったら新しいの買った方がいいじゃん!」

って、僕は思いますが、嫁の方はそうは思わないようです。

 

バック1つにつき、1万もかけてクリーニングする事って、

どんな意味があるのでしょうか?

 

古い物は新しい物にドンドン取り換える

僕はどちらかというと、古くなったものは、ドンドン捨ててしまうタイプ。

古くなったら、新しいものを買えばいいという人間でした。

どうしても気に入った物については、2つ購入しておいたり。

 

家電製品などに代表される消耗品などは、

調子が悪いのであれば、修繕よりも新品購入の方が、

断然安上がりで、尚且つ気持ちもいいものです。

 

靴や財布、日常使用するバッグや眼鏡、テーブルや椅子についても、

そこそこ妥協可能な値段のものを選んでいました。

失敗しても、大きな痛手ではない製品を購入。

 

妥協できる値段だからこそ、修繕して使おうという気もさらさらなく、

大切に愛情を込めて使っていこうという気が薄かったのかもしれません。

 

また、商品を選ぶ際も、

「こんなもんでいいかな?」的な気分で購入。

 

思い返してみると、自分を取り巻く消耗品の中で、

長く使用しているものは、それ程多くない事に気付きました。

物は長く大切にケアをして使う

一方で、嫁の方は僕とは全く真逆の価値観をもっていました。

 

「そこそこの値段」、「そこそこの製品」、「古くなったら買えばいい」

といった反環境保護的な精神ではなく、少し価格が高くても、

出来るだけ日常で、長く使用できる物を購入する傾向が。

 

今現在、日常使用しているテーブルや椅子は何年も使用できる木材製品であり、

本棚やタンスなども、それなりの値段がする製品です。

(当然、僕の財産ではありません。)

 

仕事柄、休日もPCを持ち歩くため、リュックもそれなりの値段のものであり、

3万以上のリュックとなれば、中々の耐久性がありますよね。

 

でもそういうのって、お金かかります。

だって、そこそこの値段ではなく、それなりの値段ですからね。

 

「そういうのは超過累進税率の差がもたらすのだよ。」

とずっと考えていましたが、長く付き合っていると、僕の考え方も変わってきました。

長くケアしながら使う事は大変

リュック1つのクリーニングに1万円!

そこでもう1万から2万出して、新品を購入しない考えは、

まだ使用可能なものは、長く大切に使用したいという価値観の相違です。

 

確かに新品の購入は、心が弾むものですよね。

新しい物は外見上は美しく、何より気持ちが良いものです。

 

古いものを廃棄して、新品を購入する事の方が全然楽な選択。

 

一方で、何かを長くケアしながら大切にすることは、非常に難しい事です。

長く使用する為には、ケアの仕方も学んでおく必要があるからです。

 

ケアするにもお金や時間、手間暇かかりますからね。

 

大切に使用している物でさえも、日常の中での摩耗は避けることが出来ず、

使用するにつれ徐々に擦り減っていきます。

 

毎日や定期的なケアを施しながら、長く大切に使用していく事の方が、

著しく面倒で難しい選択です。

 

しかし、ケアをすればする程、自ずと愛着が湧いてくる事も事実です。

思い出が強い物であれば、尚更愛着も増しケアする事も、楽しみの1つとなります。

 

長くケアしながら、大切に物を扱う事が日常の中に溢れていくと、

それは対人との関わり合いにも通じていくのだと思います。

長く大切に物を扱う人は優しく穏やか

同等の類似品が量販店に溢れているのだから、

さっさと取り換えればいいだけなのですが、

それって人間関係と同様で、非常に殺伐としています。

 

2004年から流行したミクシイを始め、ツイッターやfacebook、インスタなど

簡単に人と繋がる事が容易となって久しいです。

 

しかし、ちょっと嫌に思えば、古い物を新しい物に買い替えるように、

簡単に切り捨てる事も、取り換える事も可能です。

廃棄して取り換えてしまえば、面倒なケアをする必要がありません。

 

そして簡単に取り換え可能だからこそ、

そこには何の愛着も存在せず、ケアの仕方すら知らないまま通過。

 

そんな事を日々経験していると、

簡単に人を切り離す事を、何とも思わない人も中にはいました。

 

僕はまだ36歳ですが、物を長く大切に使用する傾向が強い人は、

外見に限らず、人間性がソフトで根が優しく、穏やかな人が多いような気がします。

 

当然と言えば当然ですが、殺伐とした切り捨て、使い捨てをしている状況下においては、

どうしても尖った人間になりがちに。

 

また、長く大切にケアを続けるという事は容易な事ではなく、

相当の根気や忍耐を要します。

穏やかな優しさがなければ、到底出来ない事です。

 

以前はひっきりなしに新品を購入していた僕も、

ここ8年程は、必要以外の消耗品を購入していません。

 

手持ちのバック、リュック、洋服、財布は、嫁の影響もあり、

それなりの値段の物の為、愛情を込めていきたいと思います。

まとめ

長く大切にケアをしたいと思う物は、何も金額によるものではなく、

どちらかと言えば、「思い出」が詰まった物である事の方が多いと感じます。

 

思い出があるからこそ、長く大切に使い、摩耗してもケアを施し、

手元に置いておきたいと願うものです。

 

結局の所、行きつくところは人の関わり合いなのだと感じます。

 

長く大切にケアしながらモノを使う人は穏やかで優しい。長く使える物を選ぼう。” に対して1件のコメントがあります。

  1. 平成最後の官報合格者にして独立予定 より:

    失礼します!
    途中から彼女が嫁になったのに笑わせてもらいました

    今後も無理せず頑張ってください

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です