機械的翻訳では伝わらないこと

先日旅行雑誌を読んでいると、

旅行には翻訳機能が必須、翻訳機能でラクラク観光

という文言を目にしました。

 

そういえば、9月にラグビーで盛り上がる地元静岡に帰った時、

スマホの翻訳を使って接客されている方を目にしました。

 

旅行でも、翻訳機能があれば、

取りあえずの意思疎通を図る事は容易です。

そうそう、取りあえずの。

 

僕はあまりスマホの翻訳を使うことはありません。

っていうか、ほぼ使用しません。

 

常にWiFiルーターを繋いでいるわけではないという理由もありますが、

機械的翻訳では、相手に多くは伝わらないと感じるからです。

 

身振り手振りには人間の熱量がある

2年程前の事ですが、仕事帰りに、地元のイオンで夕食の食材を調達していた時、

外国の方が何やら困った様子で。。。

 

じーっと値札を凝視して、悩んでいます。

誰かに聞きたそうでも、聞けなそうな雰囲気で。

 

そんな時、酸いも甘いも経験された様子の主婦の方が、

何やら身振り手振りで説明しています。

(こういう時、主婦の方って勇敢で、本当に凄いと思う。)

 

何となく「+税」の意味が分かった外国の方は、

とても感激した様子でした。

 

僕は以前、別の大型スーパーで、

外国の方から、値札の「+税」がわからないと聞かれました。(多分)

 

僕の英語の「税込み」発音が悪く、

仕方なしに、スマホの翻訳機能使い、先方は理解された様子でした。

 

僕も主婦の方も方法は違えど、同様の事をしたのですが、

明らかに伝わり方や熱量が異なったのでしょう。

機械的翻訳では伝わらない事

言語が異なり、意思疎通が図れない時って、

自分がその当事者だと、凄く不安になりますよね。

 

日が暮れた夜だったり、周囲が知らない人ばかりだったり、

バスや電車などの交通機関、飲食店だったり。。。

 

僕も100%旅行者の立場で海外へ行くので、

周囲の人に聞く事なんて、しばしばあります。

 

今年の5月、8月の1か月間の間は、

すれ違う人に聞いてばかり。

 

しかし、そこでスマホの翻訳機能で返答された事は一度もありません。

相手が英語を話せれば、英語で返答されますが、

飲食店や道端でバスに乗る時は、そうじゃない方が多いです。

 

でも皆さん、どうにかしようと言葉を発してくれます。

飲食店なんかに行くと、絶対に僕が中国語話せない事分かっているのに、

何んとかわかってもらおうと、懸命に説明をしくれます。

 

言語は異なるのですが、よーく相手の目と身振り手振り、

目線を捉えると、何となく、言わんとしている事が、推測可能です。

 

これがスマホの翻訳だったら、

「ああそうですか、センキュー」て終了してしまいます。

 

スマホの機械的翻訳では、絶対に伝わらない事があります。

相手をよく観察すれば絶対に伝わる

意思疎通が図れないなら、ネットを使えば簡単です。

その方が確実だし、煩わさはありません。

即座に判断可能ですしね。

 

でも、わざわざ対人間との関わり合いで、

電子媒体に向かって言葉放つのも、寂しいものです。

 

お互いが人間である以上、相手の目や身振り手振りで把握可能な事もあるし、

相手の様子や現状を鑑みて、どうにか解決法や意思伝達の方法を

模索する能力は、もともと人間に備わっているものだと感じます。

 

はい、グーグル翻訳!

という方法は、かなり確実な方法です。

 

しかし、こんな時代だからこそ、対人間を相手にするのであれば、

機械的翻訳では伝わらない方法を選ぶ方がベターだと感じます。

まとめ

今年もあと半月になり、来週末からは、

16日間の1人旅に出かけてきます。

 

ええ、スマホの翻訳は便利です。

便利ですが、文字だと熱量が伝わりません。

(例えば今すぐ、トイレに行きたいときとか)

 

1人で旅行するのであれば、英語+身振り手ぶりが最も伝わります。

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