複雑な時代背景を持つ国の選挙の1票
この年末年始の旅行中、恒春半島から高雄、台中へ移動中、
某選挙の宣伝に伴うマスクも貰いました。
連日テレビでは、2大勢力の選挙報道がワンサカ。
4年前に滞在していた時よりも、その報道や注目は大きく感じました。
僕は普段、あまり日本の政治には興味が無く、
じっくり政治の事を考える事はありません。
しかし、他国の報道をマジマジみていると、
国民が直接、国のトップを選出するという方法に驚きを感じます。
そして、自分では想像ができない、1票という重みに驚きます。
国民がトップを選ぶということ
日本の国のトップ選出方法は、言うまでも国会が決定します。
だから、何となく、自分が政治に参加している気がしません。
長年、僕は選挙には行かない人間でしたが、
自分の1票の重さがわからない。。。
恥ずかしながら、それが大きな理由でした。
今でこそ、選挙には必ず参加しますが、
自分が投じる1票の重さは、未だにわかっていません。
今回滞在中、たまたま現地の方から、
台湾の選挙制度について少し聞きました。
ええ、国民が直接、国のトップを選ぶ事を、
お気楽な僕は知りませんでした。
また、海外在住の場合でも選挙をする場合には、
帰国しなくてはいけない事も知りませんでした。
ここ4年で大きく変化した中国との関係を鑑みると、
そりゃ、今回の選挙は、大注目である理由がよくわかります。
複雑な時代背景がある国の1票
僕は平和な時代の日本に生まれたので、
戦前の時の状況は、祖母から聞いた程度しかわかりません。
また、他国に支配されていた国の状況や、戦後の混乱時の状況など、
分かるはずもなく、平凡に暮らしていています。
ただ、毎回台湾へ滞在する時には、
必ず戦時中の出来事を垣間見ることができる施設や、
日本との関係を知ることができる施設に訪問する事にしています。
特に台湾の目線から戦時中の出来事を知ることができる、
台北の軍事博物館は、必ず年に1回は訪問しています。
今までに何度か、二二八事件の事を知ることができる、
台北二二八記念館や、高雄歴史博物館へ足を運びました。
内部を閲覧していると、非常に悲しい事件だった事がわかるのですが。。。
イマイチ、その事件の原因や全貌が、日本人の僕にはわかりませんでした。
年々台湾へ旅行する日本人は増えており、
こんなに自由に行き来しているのに、
まさかそんな悲しい事件や、厳しい統制時代があったなんて。。。
今の時代に生まれた、お気楽な僕は、
全く想像することができません。
そんな複雑な歴史背景、時代背景がある国だからこそ、
中国人ではなく、台湾人と自覚している人も多い聞きます。
だからこそ、中国との距離が争点となった今回の選挙を鑑みると、
国民が直接トップを選ぶ方法は、非常にシンプルで素晴らしい選出方法だと感じます。
約75%の投票率というのは、凄いものです。
台湾は美しい国であってほしい
ここ4年で、中国人観光客が激減したとの報道も。
確かに以前、嘉義や礁渓、彰化などの地方へ行ったときには、
群がる中国人の集団を目にしましたが、
ここ数年はそんな風景はあまり目にしませんでした。
アジア初となった同性婚も、高い年齢層を中心に、
全ての方が賛成しているわけでもないと聞きます。
日本人の僕にとって、その根底に介在する事は、
到底わかるものではありません。
しかし、台湾に存在する美しい大自然、森林、砂浜、
海岸、島々は、そしてそこに生息する小動物は、
いつまでも変わることなく、美しいままであってほしいと願います。
まとめ
間近でこんなに盛り上がる選挙を見たのは初めてです。
また、他国との情勢が、1票の重みに直接反映される選挙も初めて見ました。
僕はイマイチ、日本の選挙制度を理解していません。
また、1票の重みもよくわかりません。
しかしもっと、自分の国の事を、
知っていかなければならないのですね。
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