顧問契約や単発契約の永続は有り得ない。税理士変更前提で書類を作成しよう。

確定申告で単発の申告を受け付けて以降、

前年の科目の内訳等がよくわからない事があります。

 

1度だけではなく、ここ最近もしぱしぱ。

記帳代行でも総勘定元帳を受け取っていない、

作成してもらっていない人もおり。。。

 

記帳代行であれば、元帳を納税者へ渡すと思っていましたが、

あれ?もしかしたら、本当はそんなことなく、僕が非常識だったのかな?

 

先日も、科目の内訳等がよくわからず。

きっと世の中の税理士さんは僕と違い、忙しいんだと思います。

 

でもそんな事が数件重なり、かなりイライラした僕は考えます。

 

顧客の申告関係に携わる時は、

税理士変更前提で書類を作成していこうと思います。

 

 

税理士変更時は不明点が沢山

少し前にも同じような事を書きましたが、

しばしば困ってしまう事がよくあります。

 

・確定申告書、青色決算書以外の資料がない

・記帳代行なのに総勘定元帳がない

・勘定科目の内訳や内容がわからない

 

・電子申告ID、パスがわからない

・必要経費の計上根拠がわからない

・年調・法定調書等を行ったのかわからない

 

納税者自身に聞いていもわからない事が殆どで、

確定申告の時は、作業が中断することも多く。

 

ええ、別に前任者に連絡をすればいいのですが、

いきなり会計事務所へ電話をして、

「元帳送ってください。(しかも早く)。」

「ID パス教えてください。」

「科目の内容と内訳を教えて。」

って聞くことは失礼なのかなあっと。。

 

電話かけると、電話は時間を奪うって言われちゃますし。。

 

1年以上も経ってから、前任の事務所に総勘定元帳を依頼するのも、

しにくいかしやすいかと言ったら、前任者も煩わしいかもしれません。

 

会社員の時にも、法人、個人関わらず、新規先の申告について、

上記のような事がしばしばありました。

(教えてくれないところもあるんですよね。。。)

 

そこで今後は、税理士変更がある事を前提で、

可能なかぎり疎明資料を残しておこうと思います。

科目内訳書を必ず作成する

勘定科目の内容がわからない事って、僕はしばしばあります。

例えば「前払費用」、「預け金」、「仮払金」、「未払金」、「仮受金」などなど。

 

総勘定元帳が無い場合、問い合わせる以外、方法がありません。

(それはそのままにしてしまうか。。。。)

そして納税者本人は、よくわからない人もいます。

 

ええ、僕はこのよくわからないものって、とてつもなく嫌いなんですよね。

 

決算書だけでは目を凝らしても、どうにもわからないやつです。

仮勘定ってスッキリしないし、残っているのって気持ち悪い。

 

地元で勤務した会計事務所、その他の事務所では、

個人の方の場合でも、必ず科目内訳書を作成していました。

 

自分が引き受けるようになってよくわかるけど、

そういうのって大事だなあと思います。

イレギュラーな処理のいきさつをセットしておく

会社員の時に仕事をしていて、ボスや顧客と相談し、

「敢えてこういう処理をした」という事がありました。

 

ええ、イレギュラーである事が多いのですが、

別に法令に違反するわけではなく、よくあることです。

 

でもそれらは当事者だけが知り得ることであり、第3者はにわかりません。

重要な計算根拠が欠落していたり。。。

 

突発的な事項、敢えてイレギュラー処理を行ったケースでは、

それらのいきさつとその結論を、申告書等と一緒にセットしています。

 

僕も会社員の時、ぱっと見ではよくわからない処理をしましたが、

1年後それを見てみると、なぜそうしたのか???という事がありました。

 

処理する税理士さんが変わった場合、そのいきさつを伝える事って

大切なことなのかもしれません。

 

でもそういう事、やっている人はやっているんですよね。

IDと元帳は必ず渡す

単発の記帳代行の確定申告では、総勘定元帳を渡されない人もいるようです。

 

そういうものなのかな?と、僕はよくわからないのですが、

永遠と関与が続いていけば、内部的な問題はないのかもしれません。

 

ただ、他の税理士さんが関与していくのであれば、

真っ先に前年以前の処理を確認していくと思ったのですが。。。

 

紙でもPDFでもいいので、元帳がないと前年以前の情報がわかりません。

 

電子帳簿保存適用でもなければ、総勘定元帳は必ず打ち出して渡します。

 

紙は場所をとる、資源の無駄という問題がありますが、

必要なものまで無駄扱いする必要はありません。

 

後々後任者が困るのであれば、

紙で出力して渡せばいいのにって思います。

 

そういえば、地元の会計事務所では、法人、個人に関わらず、

申告書の1P目は、必ずe-taxやeLtaxのIDとパスをでっかく書いている事務所がありました。

 

非常に原始的でシンプルな方法ではあるけれど、

最もわかりやすくて、いい方法だと今は実感し、僕も全ての方に実践しました。

まとめ

僕は顧問先であれ単発先であれ、関与は永遠に続かないと思っています。

 

毎回訪問した時に、「関与止めます」と言われるかもしれないと、

いつも思いながら仕事をしています。

 

1度顧問先になると、簡単には変更されない、継続収入が見込めると今でも聞きますが、

2020年の現在、世の中そんなに甘くない事は、こんな僕でも知っています。

 

契約書には、お互いいつでも自由に解約可能と記載しています。

それが実現されない為に、日々自分に言い聞かせていく所存です。

 

最新の税務記事

2020.06.21非業務用資産を譲渡した場合の取得費算出における注意事項

 

今日の一言

finite resource:限りある資源

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です