同期が遂に税理士登録!税理士登録した時の事、覚えてる?

連休中、銀行勤務していた当時の同期から、

「税理士登録をした」という連絡が。。。

 

おお!遂に長年の努力が形になる時が来たのですね。

 

現在、大手税理士法人に勤務する彼は、

とうとう有資格者となったようです。

 

数々の銀行勤務を10年以上経験した輝かしい経歴の彼に対し、

ええ、僕はたかだか2年半ですよ。

 

超過累進所得税率10%という、夢の世界も知りません。

おお、これはオレは完全に負け組へまっしぐら。

 

やばいじゃん。

歴然とした差がついてるじゃん。

 

きっと以前の僕だったら、「おめでとう。」など言えなかったでしょう。。。

人間の腹の中って、そんなもんだと僕は思っています。

 

しかし、そんな僕も少しはマシな人間になり、

今は心から「おめでとう、よかったね。」と言えます。

 

そういえば、僕は税理士登録した日、

偶然ですが、不思議な出来事がありました。

 

僕の税理士登録した時の思い

僕が税理士登録したのは平成29年12月。

平成24年12月の5科目合格から、5年が経った時でした。

 

その理由は以前投稿してあります。

 

東海税理士会の名古屋まで向かう途中、

僕は1年で税理士を辞めて、滋賀県へ引っ越す気マンマン。

 

ええ、だって記念に税理士登録しただけだったから。

 

だから情けない事に、さあ!税理士として頑張ろう!

なーんて品格ある立派な思いなんて、毛頭ありませんでした。

 

せっかくの記念の舞台だったのに、僕は税理士登録時、

何の思いもうれしさもありませんでした。

 

こういうの、良くない見本だよね。

帰りの新幹線に乗るまでは。

 

名古屋駅で黒船カステラを購入してウキウキ。

 

帰りの新幹線でカステラ食いながら、ドラクエ6スマホ版をやろうとして、

攻略法を調べている最中のこと。。。。

 

なぜか偶然、当時ブログを開設したばかりの、

京都の所属税理士(当時は)さんのブログを検索してまい。。。

 

帰りの1時間半、自分と似たような境遇に、

マジマジ見入ってしまいした。

 

人生とはよくわからない事が起きるもので、そのブログを閲覧した僕は、

もう少し頑張ってみようなどと、柄にもなく思ってしまいます。

 

そして翌年3月に、僕もこのくだらないブログを開設し、

なぜか独立してしまい、今に至ります。

 

ええ、僕は税理士登録の日の出来事がなかったら、

今こうしてブログも書いていないし、全く別の仕事をしていました。

頑張って登録でき事はめでたい事

僕は大きな規模の税理士法人勤務って、

今でもとても憧れがあります。

 

勤務した2先の会計事務所は個人事務所だったので、

小難しい国際税務、タックスヘイブン等は経験がありません。

 

また、小規模な事務所では登場が限られる移転価格税制、

留保金課税系列は、2度程しか経験がありません。

 

だから税理士で独立するんだったら、

そういうの、経験してからだなあとモワーンと心に。

 

多くの独立系の情報では、独立に経験は関係ないと言われています。

実際、今の僕ですら、その意味はよくわかります。

 

ただ、脂がのったザ・税理士集団を目の前にすると、

一目散に脱走もしたくなります。

オレは自信なんてないからさ。

 

中規模以上の税理士法人勤務って、個人事務所と仕事内容も異なるから、

憧れるっちゃあ、憧れるよね。

超過勤務は大変だろうけど。

 

だから金融機関で一定期間の経験を網羅して、

給与水準が保てる税理士法人勤務 → 税理士登録って、

とても美しい人生の階段で、僕にはできない妙技です。

 

きっとその間には、僕が知らない苦労があったんでしょう。

人間なんてさ、肉眼でしかわからない結果だけしか見ようとしないからさ。

 

時間をかけて手にした事は、どんなものでも素晴らしい。

いろんな事を自制して頑張らないと、辿り着けないことだから。

 

だから今は、よかったね、おめでとうと言えます。

どんな経験だって無駄にならない

独立して今感じる事は、小規模な個人事務所であっても、

小規模事務所なりに経験できる事もあるという事です。

 

手書の仕訳日記帳、手書きの伝票、手書きの元帳締め(朱書きするやつ)、

手書きの所得税確定申告書、手書きの法人税申告書。

 

僕は比較的、これらを日常やっていましたが、

今どきって感じですよね。

小規模事務所なら、今でも手書きで行う事務所もあるはずです。

 

2020年の時代に手書きで行う事に対して、

ぼぼ100%の人が、NOかもしれません。

 

僕もずっとNOでした。

大体さ、このご時世、何の為に手書きをするのかわからないよね。

時間ばかりかかって仕方がない作業でした。

 

ただ、独立して確定申告から現在までいろいろな方から相談を受けていると、

僕は根本的な事を見過ごしてしまっていました。

 

事務作業の合理化と、他人に教えるという事は、全く別の事。

 

会社員の時、何のために手書きをしているのか、

あまり考えないまま通りすぎてしまっていました。

小規模事務所でも税理士法人でもどっちでもいいのかも

会社員の方からしばしば相談が入り、話を聞いていると、

せっかくe-taxを使って確定申告をしていても、

税金の算出方法がわからない方が、比較的多い傾向が。

 

これはとっても、勿体ない事ですよね。

 

一度理解してしまえば、副業をするにも、そうでなくても、

その後の人生の金銭感覚が、大いに異なってきますから。

 

不思議なことに、機械で打ち出されたものをパーっと見ても、

人間って、中々反芻できないものなんですね。

「????」って事がしばしば。

 

手書きで1つ1つ順番にやっていくと、

意外にも「????」はなくなります。

 

つまり、そういう事なんだと思います。

合理化する事と、自分の血や肉にしていく事、他人に教える事は、

同じにしてはいけなかったのです。

 

流石に相続税の申告書を手書きした事はありません。

 

しかし、目下の合理化ばかりに目を向けるのではなく、

電算化された処理、また合理化された元となる基本事項を、

一度は全て経験できる勤務先も、悪くないように思うようになりました。

 

本当は小規模な事務所、中規模以上の税理士法人を経験するのがいいでしょうが。

 

今でも、僕は税理士法人へ憧れがありますが、独立を考えるのであれば、

小規模事務所でも税理士法人でも、どっちでもいいのかもしれません。

 

結局のところ、どんな仕事をしたいのかは、

勤務先云々や経験ではなく、現時点の自分次第なんでしょうね。

せっかく税理士になるのなら

せっかく税理士になるんなら、ぜひ楽しい業界にしてほしいものです。

 

以前大きな批判を浴びたため、ここでは2度と書きませんが、

「試験制度がよろしくない」と言われる税理士受験生減少の要因は、

本当にそうなの?と、僕は感じています。

 

気軽に税理士に聞いてみよう。

そうだ!ちょっと税理士に相談してみよう。

 

事業者以外の方に、そう思ってもらえないのであれば、

税理士という職業は、全然身近な職種じゃないんですよね。

 

身近な職業でなければ、興味をもつ人が少ない事は当然です。

だってそもそも、その職業について知らないし。

 

僕が税理士を止めようと思っていた時のように、

地域差さえありますが、まだまだお堅く保守的な業界です。

 

せっかく税理士登録したのであれば、

 

・気軽に税理士に聞いてみよう。

・そうだ、ちょっと税理士に相談でもしてみよう。

 

多くの方が、気軽に相談できる業界にしてもらいらいと願います。

まとめ

だったらお前がそうしろよ!

と嫁からは言われますが、いやいや、僕では荷が重いでしょ。

 

そういうのは、立派な税理士さんに任せるのが一番。

 

僕は開業税理士を辞めたら、

もう2度と税理士の仕事をするつもりはありません。

 

そういう間抜けな人生だってあるよね。

だからこの先、頑張ってほしいと思います。

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