独立開業したら税務署の記帳指導に参加してみよう
先週はずっと、自分の顧客と税務署の経理・記帳指導をZOOMで。
税務署の記帳指導はちょっとドキドキでしたが、
穏やかに1時間半が過ぎ、難なく終わりました。
初めて経理をする、簿記を行う、全く何もしていないなど、
わずか4回の、1時間半の指導で完璧にするのは困難ですが、
今後、どのように出来上がっていくのかが楽しみです。
初めて簿記に触れる方と話をしていると、
皆さんほぼ共通している事があります。
そういえば、僕もそんな時期があったなあと。。
簿記や会計に進んで取り組んでいる状況って、凄く楽しそう。
今日は東近江の金色の稲穂を満喫
簿記や会計、経理がわかってくるって楽しい
僕は簿記があまり得意ではない人間ですが、
簿記の習い始めは、人並みに楽しかった記憶があります。
テキスト上の学習でしかありませんが、
日々世の中で行われる会計や経理の仕組みがわかったような気がして。。
へえー、決算書ってこんな風にできるんだー。
と、大学の時に凄いなー、面白いなーと思ったものです。
たかだか簿記の3級、2級程度で、何かを組み合わせて決算書ができるような感覚が、
面白くて学習意欲が止まらなかった事を記憶しています。
(僕の感じる簿記の面白さとは、そういう部分です。)
僕が簿記論で最も得意だった帳簿組織も、
部品と部品を組み合わせて作る感覚が、とても滑稽で。
しかしいざそれが仕事となると、確かに習い始めは楽しかったのに、
今やもう、そんな感覚ありゃしません。
税務署の記帳指導は、その当時感じていた、
簿記・会計の面白さを思い出させてくれます。
クラウド会計難民を作らないために
今まで新規開業された方の中には、
自身でクラウド会計を導入された方が沢山。
正確にわからなくても、簿記・会計を自ら進んで学ぶ方が一定数います。
自分の部品を組み立てていく工程は、
人間ってみんな面白いと思うのかもしれません。
会計初心者の方が自分なりに考えて打つ会計仕訳って、
学ぶ=実践という過程において、非常に価値があることなんですよね。
ただ、クラウド会計を使用される方の場合、
残念な部分を目にすることもあります。
フリーランスの方では、クラウド会計を選択する方が本当に沢山。
その理由を聞くと、会計がわからなくても申告できる!
スマートだから、効率よくできる(と聞く)から!
と返答する方が圧倒的大多数です。
しかし自身で導入された方の場合、
現預金等がマイナスになっている方を頻繁に見かけます。
自身でソフトを導入する賢い納税者は、
クラウド会計が時代の流れにそっている事を知っています。
しかし、マイナス表示や貸借対照表が作成できていない現状は、
一体、誰の責任なんだろうと、最近はよく考えます。
クラウド会計は確かに(価格が安くて)便利。
連動さえうまく行えば、とってもスマート。
しかし本当に初心者や経理をゼロから覚えたいフリーランス向けなのか?
と自問自答してみると、
いや、弥生の青色申告にしましょう。
みんなの青色申告にしましょう。
と、今は口にしてしまいそうです。
せっかく簿記・会計を楽しそうに学ぶ・実践する姿勢を阻害しないように、
適正にクラウド会計を利用して記帳のお手伝いができればと思います。
開業したら記帳指導に参加しよう
記帳指導は、相手に何かを教える方法を学ぶツールでもなく、
人に教える経験の場でもありません。
学ぶ面白さと喜びを思い出せてくれる場です。
かつて面白かった学び舎も、一度生活の糧となってしまうと、
その面白さは半減どころかゼロに。。。
簿記・会計を学ぶ事は楽しい。
記帳指導はかつての自分を思い出せてくれる場である為、
開業したら、参加する事をお薦めします。
きっと簿記を学んだ時の初心に戻れると思います。
まとめ
今日は湖岸道路を外れて、近江八幡から安土、
そして東近江を中心に6時間かけて102キロを走行。
いつか僕も、初めてロードバイクでサイクリングした時の、
楽しさとワクワク感を忘れてしまうのかも。
その時の為に、ロードバイクの状況も、
コツコツと投稿していく所存です。