初めての法人の決算。法人と個人の仕事のバランスが課題。
今週、開業して初めて法人の申告を行いました。
2年ぶりに法人の決算を行いました。
会社員の時は、大手のソフトを使って税率等を信用し、
電子申告データも、あーらよっとで作成。
ボスに、「作ったから後はよろしく!」と引き渡していましたが。。
いざ自分で全て行うとなると、何かが心配でたまりません。
ええ、小心者の僕はお客様に対し、
「2年間、法人決算をやっていません」と。。。
最後に僕が法人決算を行ったのは、退職前の2018年12月申告。
その時から様々な変化がありますが、最も注意した事は、法人税率と均等割の確認です。
忘却した知識をブラッシュアップ
この投稿をしている今は、さすがに法人税等は記憶していますが、
つい2か月前までは、すっかり頭から抜けていました。
法人税って15%だっけ?的なレベルであり、
地方法人税の税率改定や、特別法人事業税という税目も知りませんでした。
のらりくらりと生活していた僕が悪いのですが、
きっとソフトが何とかしてくれる!と、たかをくくっていました。
しかし冷静に考えると、はじめて使用する税務ソフト、
使い方が慣れないソフトは中々信用できません。
(自分の操作が信頼できない。)
だってさ、某ソフトはマスター登録からどこクリックかわからないんだから。
仕方ない、税額も算出されることだし。初めての申告だし。。。
そこで当初予定していた通り、一度全て申告書を手書きで起こしてみました。
心配だったら一度基本に立ち返る
同じ支部の税理士さんからアドバイスいただいた事項に、
税率や均等割に注意した方がよいとの事でした。
国、県、市の全ての税率や均等割を何度も何度もチェック。
手書きの法人税額等と税務ソフトの法人税額等は、難なく一発で一致。
それでも何度も確認をしてしまいました。
会社員の時にも、東京や大阪、福岡等のいわゆる大都市へ申告をした事もありますが、
都道府県が異なると、しばしば指摘や誤り等の連絡を受けたことが。
中には単純な確認不足等もあったりなど。
ただ、毎年毎回必ず税率や均等割等について、
市町村や都道府県の要件や説明をじっくりと確認。
僕は滋賀県での申告は初めてだったので、
ここはじっくりと時間をかけて落ち着いて行いました。
今どき手書きで法人税申告書を起こすなんて、
アナログで時代遅れも甚だしい。
しかし、不慣れな税務ソフト。2年間の空白。信用できない自分。
最善の対処法は、客観的に信用できる数字を把握するしかありません。
そこで会社員の時に勤務した2先の会計事務所のボスの教え通り、基本に立ち返り、
がっちり手書きの申告書を一度作成し、申告に臨みました。
使用しない法人税は忘れていく
今回つくづく感じた事は、使用しない脳みそは薄れゆくことです。
何でもない、基本的な要件をイチイチ確認していたのですが、
会社員時だったら、どれでササさっとこなしていた事ばかり。
法人の顧客がいない限り、法人税の申告をすることはありませんが、
個人と法人の顧客のバランスも必要だと感じます。
僕が会社員を退職した2019年4月以降、それ程大きな法人税の改正はありません。
しかし、グループ通算制度のように、それまでの概念が変化する法令も創設され、
今後はまずます再編や親対子の法令が、創設されるのかもしれません。
現時点で法人税にそれ程携わらない僕は、一般会計事務所の職員として、
難しい法令が絡み合う決算をガンガン組む事は、もうできないのかも。。。
個人と法人のどちらに重きをなしていくのか、
来年は腰を据えて考えていく所存です。
まとめ
会社員の時は、確定申告書は1月から3月の3カ月目にするだけでしたが、
今年は1年を通して、いろいろな方の申告書を読み込んでいた気。
しばらく目にしていない法人税の申告書は多く、
自分が忘れず対応できるのか、不安に感じる事も。。。
仕事を続けるのであれば、法人と個人のバランスの問題は
永遠の課題かもしれません。