確定申告は次の税理士が困らないように丁寧な仕事をしようぜ。

今日は朝からビクビクしながら税務署へお電話。

税務署へ電話するのって、嫌ですよね。

 

僕は会社員だった時の経験から、税務署の方に対しては、

全くもっていいイメージがありません。

(すみません、ただの偏見です。)

 

恐る恐る税務署へ電話して、難なく用件はクリアー。

ええ、過去提出された届出書を確認していました。

 

過去提出された届出書の確認は、

初めて関与する場合は必須です(だと僕は思っています。)。

 

会計事務所に転職した直後の2007年9月にも、同様の確認をしましたが、

未だに変わらない業界の方向に、さすがに嫌気がさしてきます。

 

 

 

 過去提出した届出書がわからない

会計事務所に転職した新人の時、しばしばこんな出来事が。

 

・消費税を本則課税で計算したら、税務署から簡易課税の申告書が届いた

・今年から免税で処理していたが、課税事業者選択届出書が提出されていた

 

まだ実務がよく分からなかった新人の僕でさえ、

ガッチリと記憶に残っています。

 

過去の資料を見ていて、少しでも「??」と感じた場合は、

消費税関係の届出書の提出の有無を、税務署へ確認するようにしています。

 

ただ、あれから13年も経つのに、

未だに親切でない過去の申告書の作成に、ときどきイラッとする時があります。

 

 消費税の届出書は必ず確認

納税者に過去の届け出をうかがっても、

ハッキリと覚えている方は殆どいません。

 

資料から明らかにクリアな場合は、それ程深追いをする事はしませんが、

問題は過去に税理士事務所が関与している場合です。

 

免税や課税を行き来していたり、課税から免税、免税から課税に変化する時であっても、

過去の資料に、届出書関係が全くファイリングされていない事です。

又は、提出をしていなかったりなど。

 

関与している当事者は全てを把握していても、

その後引き継いだ税理士は、全くわからない。

 

電子申告のIDとパスワードも同様ですが、

消費税の届出書や過去に提出した届出書の履歴など、

誰にとっても重要な情報は、毎回申告書ファイルにガサっと一式閉じこめばいいのに。

 

って感じていた25歳の時から、今も全く変わっていません。

 

 次の税理士が困らないように丁寧に

今年3月の確定申告は、しばしば困り作業が滞りました。

 

・会計事務所が総勘定元帳を打ち出してくれない

・仮勘定や経過勘定の内容がわからない

・減価償却資産の内容が全く書かれていない

・過去のいきさつが全くわからない

 

当然ですが、これらは納税者に聞いてわかる確率は僅少です。

 

電子申告の番号や、過去提出した届出書がわからないという事も含め、

これらは僕を含めた税理士の問題だと感じます。

 

会社員の時には感じませんでしたが、

いざ自分が1人で行うとなると、かなり困りました。

(しかも滋賀県には知り合いがいないし。。。)

 

法人や個人に関わらず、自分が関与するのであれば、

次の税理士が関与した時に、できるだけスムーズに処理を行えるよう努めるべきたと感じます。

 

「いやいや、それは仕事でしょ。」と叱られそうですが、

13年前と同じ確認方法の進歩がない現実が、本当に馬鹿馬鹿しい。

 

賛否両論がありますが、個人の方に関しては、

申告書、勘定科目の内訳書、各科目の根拠、総勘定元帳は、

全て一式同じファイルにまとめています。

 

ええ、どうせ僕はいずれサヨサラする時が来ます。

 

納税者に関する重要な情報は、次に関与する税理士が困らないよう、

より丁寧な仕事をしていく所存です。

 

 まとめ

過去の届け出の確認は、本当は申請書閲覧手続きをした方がベターです。

殆どの場合、僕は電話で照会をしています。

 

過去に申請書閲覧手続きをしたのは、一度だけです。

 

20代の時、手書きで自分の確定申告(寄附金控除)をした際、

誤って寄附金税額控除をしてしまいました。

恥ずかしかったのですが、正直にしっかり修正申告しました。

 

最新の税務記事

2020.12.17 株式譲渡や配当金の確定申告は市民税の申告不要制度(異なる課税方式の選択)が必須。

 

今日の言葉

こんなに待たせて何やってたの?:what kept you so long

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です