税理士でいられることも相方と暮らせることも先輩方のおかげ。社会に対する還元は忘れてはいけない。
月曜日に専門書を探しに京都へ。
大垣書店と丸善を巡りましたが、
見当たらず。(アマゾン等でも。。。)
今年の10月には40歳の区切り。
相方とゲイとして生きていくため、
同性間特有の公正証書、遺産分割や法的なあれこれを、
整えておくことにしましたが。。。。
それらに関する詳しい書籍がありません。
相方「そりゃ、圧倒的に前例がないからな。」
道筋や前例を作り上げた先人から恩恵を受けたのなら、
僕らもそれらを社会に還元すべきです。
本屋のついでに七条でスパイスカレー。
税理士があるのは高齢税理士さんのおかげ
下級零細税理士である僕が1人で仕事ができるのは、
1人で税理士業務を行った先輩税理士さんのおかげです。
一般納税者からすると、まだまだ、
「えっ!ひとり?」と思う方がかなり。
税理士にかかわらず地元の静岡でも、
僕が子供の頃から、1人で業務を行う士業はいました。
しかし、僕が税理士紹介業者に飲み込まれず、
未だに生き残っているのは、
先輩税理士さんが道を作ってくれたからです。
もっと掘り下げてみると、
目下、税理士業務を行えるのは、
高齢の税理士さんが真面目に仕事してきたからです。
普段(昨日も)、短パンとTシャツで税務署へ行った際、
当初は「あんたさ、どんな御用なのよ?」というフレーズ。
しかし、「税理士の遠藤です。」と告げるだけで、
わかりやすい程丁重なフレーズに。
この資格の信頼性を構築してきたのは、
紛れもない高齢税理士の方々のおかげです。
高齢税理士さんを嘲笑う方も多いですが、
それはつとめて浅はかな振舞だ。
いかなる理由があれど、
同じ税理士として非常に恥ずかしい。
誰もが時代遅れになるのだから。
全うな税理士業務を行えるのは、
先人の税理士さん達のおかげです。
相方と暮らせるのも先人のおかげ
僕が今ゲイであることをオープンにできるのは、
先人の方のおかげです。
男と一緒に暮らすために脱サラして引っ越す事ができたのも、
先人の方々が、その礎を築いてきたからです。
同性間の保険金受取人など、
正にその通りでしょう。
今はどうかわかりませんが、
僕が若かった時の新宿2丁目にいうと、
普通のサラリーマン、既婚のサラリーマン、芸能人。
先人たちがいたからこそ、
今平和に暮らすことができています。
2000年代以前は、酷い偏見等があったはず。
90年代と2000年代を生きた僕ですら、
死ねと言われたくらいだから。
明らかになっていない事の方が多いのでしょう。
先輩方が頑張ってきたからこそ、
何事もなく、相方と暮らせる毎日。
そんなことは考えられなかった時代もあるでしょう。
自分と同じような人間はいるのだから、
同性間特有の法的なあれこれを整える作業は、
他力本願になるのではなく、
まずは今を生きていると当事者が発するべきです。
意外にない同性間の法的な書籍
40歳の区切りに、パートナー契約書、
同性間の遺言書、遺産分割、信託契約等、
公正証書を考えています。
パートナー契約書は、
命に関わる事があった場合に備えて。
遺言書や信託などは、
お互いの財産(俺はあまりない)のため。
民法上の配偶者ではなく、
法的に守ってもえないからこそ、
自分自身で整えておくべきだと感じています。
パートナー死亡時、親がいる場合の遺留分の問題。
兄弟のみの場合、自筆遺言の信頼性の問題。
パートナーに親も兄弟もいない場合、
包括遺贈や相続人不在の問題。
一緒に人生を送ったのだから、
寄与分や特別縁故者の問題など。
また死亡時、病気、不測の事態、
行政手続きの現実や対応など。
そういうのが詳しく記述されているものって、
あってもいいと思ったのですが、
ないのですよね。
僕のように親と不仲の場合、
遺産分割なんて絶対に揉めるでしょうよ。
現実的な諸問題をどのように事前に保守しておくべきか。
同性間で自由に暮らすのだから、
整えておくべき問題でしょう。
実際に自分で経験して、
サクッとアップしてみようと思います。
まとめ
同性間の法的なあれこれの書籍って、
意外(全然)にありませんでした。
これまでだって、そういった問題はあったでしょう。
だからあってもいいのに。。
と思ったのですが、ないのですね。
とりあえず今、税理士業務ができるのは、
高齢の先輩税理士さんのおかげです。
相方と暮らせるのは、先人のゲイの方が、
道すじを整えてくれたからです。
だから目下、恩恵を受けたのなら、
還元すべきだと思います。