遺言公正証書の作成に取り掛かる。何でも自分で調べてやるべきだと実感。
公正証書を作成するため、
相方と自分の戸籍謄本取り寄せを郵送しました。
静岡も相方の実家がある世田谷も、
マイナンバーで戸籍謄本を入手できず、
しぶしぶ定額為替を購入。。。
戸籍謄本申請書と返信用封筒、
為替を郵送するだけですが、
この手間が面倒だなあと実感しました。
定額為替なんて銀行を退職してから初めてみます。
公正証書作成は面倒くさい
LGBTの遺言公正証書は簡単。
きっと互いの両親はなくなるだろう。
遺留分など一切考慮せず、
全部包括遺贈遺言書を作成しました。
あとは印鑑証明、戸籍謄本、住民票、
全ての預貯金の通帳や証書、残高証明書を持参するだけですが。。。
相方が面倒くさがっている。
預金通帳の記帳。(オレがする。)
戸籍謄本の取り寄せ。(オレがやった。)
公証人役場に2回行く必要がある。(オレが予約した。)
有給を取る必要がる。
などは、まだ僕も理解できますが。。。。
遺留分侵害額請求権を知らない。
相続人と包括受遺者の違いを知らない。
オレが2割加算対象者だったり、
生保非課税・配偶者税額軽減ないことを知らない。
税理士であるオレの相方なのに、
こんな基本的な事も知らないなんて。。。
やっぱり大切なことは教育だ!
LGBT当事者こそ、租税教室が必要だ!
ゲイだからこそ、最低限の税法と民法知識は、
知っておくべくことを実感です。
当事者にならないとわからない
会社員として会計事務所に勤務していた時、
納税者の気持ちなどわかりませんでした。
それはごくごく当然。
わかるはずありません。
「お気持ちわかります!」なんていう職員は、
大いなる嘘つきでしょ。
いくら資格があっても、
会社員という身分である以上、
事業主個人の想いなど理解できません。
故に、僕は開業してから今現在においても、
紹介受けない、紹介会社使用しない、
第3者を介せず、自分で顧客を見つけることに、
最もこだわっています。
約9カ月間、顧客が0、顧客を見込めないという時期を経験して、
本当に良かったと実感しています。
(今は顧客0になったらどうしようという不安。。。)
さもなければ、コロナ禍で顧客が0、
顧客を見込めないという方の切実な想いを、
理解することなんて到底不可能だからです。
相続や贈与も同様かもしれません。
ようやく自分の今後を真剣に考えるように
税法上の恩恵を全く受けられないと、
自分のことを今まで全く考えたことすらありませんでした。
一緒に暮らして一定期間が経過したので、
お互いに生命保険に入ろう。
相続税額を計算してみよう。
遺言公正証書を作ろう。
任意後見契約公正証書を作ろう。
お互いに何かあった時に備えて、
どうすべきか考えておこう。
不測の事態はあった時の為、
お互いの両親や兄弟と意思疎通しておこう。
これらを考えるようになったのは、
今年になってからです。
自分が当事者にならないと、
相続人を取り巻く家族のことも自分自身のことも、
本当に理解することは困難なのかもしれません。
こういうのって面倒だから、
考えることを嫌う方もかなりいます。
また、これらについて、そもそも全く知らない!
という方もかなりいるようで驚きました。
自分自身がゲイであることを受け入れて、
パートナーと一緒に生きていくのなら、
必ず考えておく必要があります。
公正証書作成をアップしておこう
実は僕は公証人役場へ行ったことがありません。
定款認証も会計事務所でやったことがなく、
来月公証人役場へ行く機会が初です。
面倒くさいことだから、
お互いパートナーがいたとしても、
後回しにする方も多いのでしょう。
また少なからず、脳に専門知識を取り入れる必要があるから、
嫌がる方も多いのかもしれません。
全く無知な状態からLGBTが公正証書を作成する件ついて、
HPにアップしようと思います。
まとめ
公証人役場へ電話し、事情を説明したら、
非常に適切に教えていただきました。
この仕事をしていて初公証人役場って、
少々恥ずかしいですが。。。
なんでも自分でやってみるべきだと実感しました。