映画「エゴイスト」は必見。ゲイさながらを描いた映画は他にない。

相方と一緒に映画「エゴイスト」を見てきました。

 

エゴイストは、3年前に逝去された、

原作者 高山真さんの自伝です。

 

エゴイストは、いわゆる同性婚の映画ですが、

単なるゲイ映画ではありません。

 

チャラチャラして腐りきった、

誤解だけを与える湾曲されたBLドラマ等を見ている人には、

決して向かない真剣な映画です。

 

 

 

 

あっ、僕もよくこんなことやっていました。

わかるわー。

 

エゴイストは作者の自伝

せっかくの作品ですので、ネタバレはしません。

映画は今時、珍しいくらい原作に実に忠実。

 

1つだけ重要なポイントをばらすと、

物語では、宮沢氷魚が突然亡くなります。

 

映画ではその原因はハッキリと描きませんが、

原作を読むと、容易に判断できます。

 

過労です。

 

恐らくは、ゲイが人目を避けることなく、

異性愛者と同様に受容されていたのなら、

結末はもっと異なっていたはずです。

 

高山さん自身は、

今でも仲良く暮らしていたのだと感じます。

 

僕らさながらの性描写も多いですが、

ただのチャラチャラした映画ではありません。

 

人によっては、???と感じる方もいるでしょうが、

内容はやや重たさがある映画です。

 

僕らは今でも赤の他人

映画をみた日の午前中、

初めて相方と第3者に紹介しました。

 

出会ってから早13年も経過してしまい、

僕らは既に40歳を超えたおっさんに。。。

 

いい年したおっさんですが、

誰かに紹介できたことは、

少なくとも、僕はとても幸せです。

 

これが20代の時に両親等に紹介できていたら、

どんなに幸せだったのかと。

 

幸せの定義は人それぞれ!と言いますし、

それは僕自身もそう感じます。

 

しかし、だからといって、

簡単に割り切れるものでもないのですよ。

 

映画では通夜のシーンがありましたが、

僕らは例えパートナーが亡くなったとしても、

ただの赤の他人なんですよね。

 

お互いの家族が100%理解していない限り、

お香典を持って行き、紙袋をいただき、

礼拝してさようなら。

 

翌日からは、全てがチャラになってしまいます。

そんな事がよくわかる映画でした。

 

そんなことがあっては悲し過ぎるから、

同性婚という制度が必要なのだと思います。

 

同性婚とは、日本の消費税法のように、

ただのイケイケドンドン突貫工事じゃないのよ。

 

僕はもう十分、楽しいゲイライフを楽しんだから、

これからの時代の人には、

余計な事に悩まない社会で生きて欲しいですね。

 

エゴイストの描写はスゴイ

エゴイストは性描写がスゴイ。

よくここまで描いたなあと。。。

 

民放のドラマ、番組ではまず不可でしょうね。

 

足の位置、正常位の最中の股間の開きぐらい、

合体している姿、その最中の顔つき、

バックの最中のお互いの顔と背中、

ヒップの位置関係など。

 

しばしばゲイドラマというと、

綺麗な男性が登場し、ちょっとキスをして抱き合い、

キャーキャーした馬鹿馬鹿しい、

見るも無残なドラマが多いですが。。。

 

エゴイストは真実に近づけて、

かなり熱を込めて製作されたことがよくわかります。

 

ああ、そうか、R15指定でした。

 

男同士だから、本能のまま済ませて、

終わったら何らの余韻はなく、

何事もなかったように、その直後に食事をし出す。

 

エゴイストは必見です。

 

 まとめ

エゴイストは原作に忠実。

エンディングすら、原作そのものです。

 

上映開始から2週間経過したので、

あと2週間から3週間程で終了。

 

エゴイストは必見です。

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