個別税務相談の失敗。教えて優越感に浸らない。

今週は個別税務相談が5件。

年末年始や申告期だったこと(やる気がなかった。。。)もあり、

当面の間、停止していました。

 

2月に1件行いましたが、

申告のチェック等だったので、

ガッツリした相談は、昨年12月10日以来です。

 

既に先日の日曜、1件終了しましたが、

あっ!久しぶりだったから。。。。

 

大失敗!

すっかり教える立場になってしまいました。

優越感に浸っていました。

 

 

 

 

朝8時の近江八幡。

優越感に浸ることができる場所です。

 

 教えることは優越感

僕の言葉ではありませんが、

教える=優越感の1つだと聞きます。

 

教えている時のあの優越感。

本当によくわかります。

 

人に教えることって、本当に気持ちいいです。

 

なぜトンチンカンな処理をしているのだろう?

どうしてもっと素直にシンプルに、

考えないのだろうか?

 

そう感じている自分は、

きっと優越感に浸っている証拠です。

 

確定申告会場や税務支援では、

確かにサッサと教えなくてはならないし、

1人の税務支援では、納税者に対し、

何を事柄を教えます。

 

だから、非常にやった感、やりがいを感じますが、

それは単なる優越感。

 

自分が保持する知識を相手に享受している優越感。

優越感とは、非常に気持ちがいいものです。

 

マウントの意味はよくわかりませんが、

きっとマウントとは異なるのでしょうね。

 

マウントの方が、まだまだ性格が良い。

優越感は、自分が優越していることに気付かないから。

 

有料の記帳サポート・個別税務相談では、

その優越感に浸らないように、

相手に教えることはあまりしません。

 

教えるのではなく、伝えるよう心がけています。

伝えて相手に考えてもらいます。

 

3か月ぶりの相談で失敗

しかし、先週の日曜は相手に対し、

すっかり教えている自分がいました。

 

あれこれ、こうです、ああです、そうです。

 

1つの方針を示す必要がありますが、

伝えて相手に考えてもらうことが、

すっかり抜けていたのかもしれません。

 

何となく、相手に対して、

直接回答事項を示した感が否めません。。。

 

ああ、しまった!

もっとうまくやればよかった。。。

 

人間自分の頭で考えないと、

絶対に血や肉にならないのですよね。

 

ああ、そうですか。と聞いた内容は、

絶対にすぽっと抜けていきます。

 

それは税理士試験の勉強をしてきた、

僕自身が一番よくわかっていたのに。。。

 

無料サービスが良いとされる昨今、

わざわざ有料の個別税務相談を利用する方は、

既に自分で考える準備ができている方が殆どです。

 

ああ、もっとうまくやればよかったなあと、

反省しています。

 

 一度記帳サポートで怒鳴られる

以前、有料の記帳サポートを実施していた時。。。

怒鳴られました。

 

僕は答えを示さなかったからです。

 

導入時に説明はしていますが、

記帳サポートは、僕は特段の答えを示しません。

 

一定の方針を示し、納税者自身に考えてもらっています。

まずは納税者自身で、経理・記帳をしてもらいます。

 

そこで修正すべき点があれば、

当然、修正の方針を示していますが。。。

 

わからないから聞いているんだろ!

というクレームが。。。

途中で諦めて解約された方も。

 

Aです。Bです。

と教えてしまえば簡単。

 

しかし、それでは何ら自分のものにはならない。

 

特に大人の場合、非効率で面倒なことを、

避けて切り捨てる傾向があるので、

結局、自分のものにもなりません。

 

それは、4年間の記帳指導で分かっていることです。

 

記帳指導は納税者の年齢にかからず、

自分で勉強する意思がある方は、

ビギナーでも驚く程上達が早い。

 

しかし、脳みそが柔らかい若い方でも、

ただ、わからないことを聞くだけの方は、

結局最後まで、突発的な振替伝票も切ることができない。

 

だから、教えるのではなく、

伝えて考えてもらうようにしています。

 

優越感に浸らないよう、

心を入れ替えて今日も望みます!

 

 まとめ

インボイスなんて、正に教えるものではありません。

 

まずは現行の消費税の仕組みを相手に伝えなければ、

絶対にわかってもらえません。

 

だから、僕はインボイス制度って、

良い制度なのだと感じます。

 

本来は納めるべき、

預り金をネコババしていたのだから。。。

 

あるべき姿になっただけの話だからです。

 

自分が消費者として相手に支払った間接税を、

相手が国に納めずネコババしていたら、どう思いますか?

 

インボイス制度を伝える時には、

必ずこの問いをするようにしています。

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