底辺零細税理士の確定申告ソフト事情。今年もe-tax作成コーナーで乗り切る。
今年も所得税の税務ソフトを購入せず、
e-tax作成コーナーで頑張っています。
しかし、e-tax作成コーナーがだんだん手間になってきました。
一方で、e-tax作成コーナーが便利だとも感じます。
底辺零細税理士の確定申告ソフト事情について投稿しておきます。
ああ、ベンダーソフトが欲しい!
本則課税申告が面倒くさい
開業以来、e-tax作成コーナーを利用しています。
会計ソフトは弥生、freee、MFです。
ベンダーソフトはJDLの法人税申告と法定調書・年末調整のみのため、
割と非効率に気合で乗り切っています。
毎回会計ソフトで決算確定させて、e-tax作成コーナーに入力しています。
非効率ですが、確認と検算の意味を込めて、
e-tax作成コーナーに入力しています。
しかし、段々と面倒になってきました。
消費税が本則課税の場合、課税取引計算書の作成が面倒です。
消費税試算表を見ながら、8%、10%、インボイスあり、なしを分けて、
手入力しなくてはいけないことが非常に面倒です。
会計事務所勤務の際は、MJSやICSでしたが、
ベンダーソフトって、本当に優れていたのだと、
今更になって懐かしく感じています。
インボイスが始まってしまったため、
本則課税の消費税申告が非常に面倒になりました。
届出書、明細書の用紙を自分で探すことが不安
毎年、給与等の支給が増加した場合の税額控除を適用しています。
そして、毎年、用紙が正しいかどうか悩んでいます。
明細書はe-taxソフトから別途、送信してます。
会計事務所時代、明細書の用紙が正しいかどうか、
実はあまり気に留めたことがありませんでした。
毎朝、ベンダーソフトは自動的にアップデートされるため、
きっと正しいでしょう。という前提がありました。
しかし、今は自分で国税庁から正しい用紙を探す必要があります。
しかも、e-taxソフトは基本、自動計算してくれません。
ただ入力するだけです。
だから毎回、ドキドキしながら送信しています。
消費税の届出書も同様です。
今年は特別償却が何件かあったので、
国税庁のあっさりした頼りない用紙が本当に合っているか心配でした。
届出書や明細書を利用する場合は、
やっぱりベンターソフトが便利ですね。
特別償却を適用できない
特別償却を適用したらe-tax作成コーナー利用できないので、
会計ソフトから申告してまおうか、
償却明細別紙にして、償却明細だけ書面提出にしようかと思いました。
しかし、書面提出も面倒くさいなあ。
会計ソフトは外国税額控除や分配時控除等が頼りないなあ、と思い、
全てe-taxソフトで申告することにしました。
e-tax作成コーナーは確定申告書単独送信では、
65万円控除が適用できないようになっています。
そしてe-taxソフトは、やっぱり手入力でした。
所得金額すら自動合計してくれませんが、
税額は自動合計してくれます。自動計算はしてくれません。
ああ、弥生会計から送ってしまおうかと思いましたが、
ああ、明細書が送信できない。
やっぱりe-taxソフトにしました。
非常に非効率な作業になってしまい、反省しています。
株式譲渡や配当は優れている
開業した年に遭遇した(その前年の)確定申告書には、
申告不要制度を採用したにもかからず、
外国税額控除を適用している方が何人がいました。
試しにe-taxに入力してみると、
外国税額控除単独で、国外所得や外税を入力できました。
ああ、なるほど。と思いましたが、株式や配当の申告については、
個人的にベンダーソフトよりも、e-tax作成コーナーが優れてると感じます。
配当控除についてはチェック機能が優れているので、
むやみやたらに配当控除できなくなっています。
また、配当株式譲渡の入力は非常に工夫されており、
パット見でよくわかるようになっています。
また、外国税額控除も容易です。
そういうわけで、配当や譲渡の申告をされる方が多いので、
e-tax作成コーナーを信頼しています。
まとめ
そういうわけで、
来年もe-tax作成コーナーで頑張ろうと思います。
僕はお客様を拡大しませんし、
今以上の受注をすることもしません。
きっとe-tax作成コーナーどまりなのでしょうね。
ただ、e-taxソフトはもう少し改良した方がいいと思います。
自動計算くらい、してくれてもいいんじゃないかと思います。
e-taxの改良を希望しています。