優しく明るく話しやすいだけが親切じゃない。時には上から目線で偉そうな強い態度も必要。
個別税務相談やオンラインで面談、
また記帳指導をしていると、ほぼ100%の方が、
税理士に相談するのは初めて。とおっしゃいます。
上から目線で偉そうな税理士は良くない。
税理士って怖い。
という文言は、もはや常識です。
しかし僕は、時に明らかに嫌味な言い方をします。
はあ?何言ってんの?
といった風潮で、強い口調の時もあります。
優しく明るく話しやすいだけでは、
伝わらない相手もいるからです。
もんこ先生だって時に辛口。
優しさだけじゃ、生きていけません!
上から目線は必ずしも悪くない
税理士は上からの目線で偉そうだから怖い。
といった印象を抱く方はまだまだ沢山。
僕も会社員の時には、
偉そうな税理士になるのは嫌でした。
と懸命に念頭においていても、
人間は初心など忘れる生き物です。
傍からみれば士業という人間など、
皆偉そうなのかもしれません。
(実際にそう感じる方は一定数います。)
しかし開業から3年が経ち、
一方的に上から目線な態度が悪いとも思いません。
また、上から目線や偉そうな態度とは、
必ずしも、ふんぞり返る態度ばかりではない。
世の中で受け入れられやすい、
優しく笑顔で話しやすい態度ばかりが、
親切であるわけでもありません。
強い態度をとることも時に必要
偉そうな態度をとるわけではないけれど、
(時々怒鳴るように)強く発する時もあります。
いつでも優しく笑顔だけでは、
絶対に伝わらない相手がいるからです。
何度も同じエラーを繰り返す人。
期限を守らない人。
約束を守らない人。
支払いが遅延する人。
自覚してルール違反をする人。
自覚なくルールをする人。
ルール違反をしてはいけない理由がわからない人。
いつでも笑顔で優しくあれば、
それにこしたことはないのですが、
それだけでは伝わらないこともしばしば。
ふんぞり返ったり、
バカにする態度はよくありませんが、
時には高圧的な態度も必要だと思うようになりました。
明るく笑顔なドライな人の方が苦手
高圧的で上から目線で偉そうな人は僕は苦手です。
そんな人がいい!という方は少ないと思います。
僕は上から目線の方は嫌いですが、
反抗したり張り合うことは好きでした。
銀行の支店長や会計事務所のボス、
そして権力がある職員など。。。
オレは権力を振り回す職員も嫌いですが、
何も言わずに無関心に従順な職員も嫌いでした。
きっと僕も、相当性格が悪いのです。
お互い様なのでしょうね。
ですが、高圧的や上から目線の定義も人それぞれ。
目に見える高圧的な態度よりも、
嫌だなと感じるのは、ドライな方です。
あまりじっくり書けませんが、
税理士を含む士業には、
ドライな人が割と多いです。
実際に独立して開業税理士さんに会ったり、
他の士業の方に会うこともありましたが、
他業種より圧倒的に多いです。
職業柄な理由もあるのでしょう。
ですが、笑顔で明るく話しやすいドライな態度は、
時に上から目線で偉そうな態度に映ります。
ふんぞり返る態度だけが、
上から目線で偉そうではないのですね。
気軽に相談できない方が問題
今はあまり税理士のイメージについて、
気にならなくなりました。
上から目線が必ずしも悪いとも感じません。
それよりも、税金について相談したい時に、
気軽に税理士に相談できない世の中の方が問題です。
確かに、税理士に相談するにも料金が気になります。
1時間10,000円は高いとよく聞きます。
ええ、確かに高いよね。
オレだったら相談しないしない。
しかし、気軽に相談できる環境も必要だよね。
値上げしようと思っていた個別税務相談は、
インボイス制度開始まで据え置くことにしました。
対面、オンライン相談は3時間まで10,000円ですが、
インボイス制度開始後は11,000円になります。
3時間もあるので、コスパはいいと自負しています。
まとめ
インボイス開始1年を切り、
インボイスを検討する方も増えました。
「インボイス廃止!」もよく耳にします。
しかし、平成28年にできた法令ですし。
軽減税率とセットでできた法令ですし。
騒ぐこと自体が遅すぎるような気もします。
軽減税率の経理よりも重大問題だと、
当初からわかっていたわけですし。
軽減税率にあれだけ騒ぐなら、
インボイスを騒げよ。と感じていた僕は、
ドライな人間かもしれません。