気になるゲイのタチウケ問題。肉体関係だけがゲイの恋愛ではない。

先日ポッドキャストを聞いていたら、

久々にタチウケ問題を耳にしました。

 

カミングアウト済の方からも、

「どっちが女役?」とガッツリ質問されることもあります。

(そりゃ、当然の疑問でしょうね。)

 

付き合ったらお互いにウケだった。

ということを、僕も友人から聞いたことも。

 

タチウケ問題って、そんなに重要なのか?

僕は若い時から疑問に感じていました。

 

タチウケといった肉体関係だけが、

ゲイの恋愛ではありません。

 

今日はタチウケ問題について投稿します。

 

※敢えてタチウケの定義について説明しません。

 

 

 

 

いつもの月曜サイクリング。(11/7)

 

7年前、相方に会いに初めて琵琶湖を訪ねた時も、

ちょうどこんな快晴の11月の琵琶湖でした。

 

タチ、ウケ、リバ

高校の時のゲイ情報と言えば、

有名なバディ!

 

なるほど!タチウケ問題があるのか!

当時はそんなことを誰にも聞けません。

 

三角関数で例えるのなら、

タチがコサイン、ウケがサイン、リバがタンジェントです。

 

リバとはタチとウケを、

包括的に実行可能な者です。

リバーシブルってやつですね。

 

自分がいずれに分類するのかは、

実際に体験してみないとわかりません。

 

また、何度か実戦GOをしてみないと、

おおよそ見えてこないことも。

 

異性間であれば、男性がリードして当然。

生物学的にも、男性には攻めの本能があるから当然。

 

だから僕は、例えゲイであっても、

脳下垂体の指令による男性本能の発動により、

誰でも腰を振りたい衝動があると感じています。

 

即ち、タチには誰でもなれると思っています。

 

どちらかというと、相手を受け入れる必要がある、

ウケの方が難易度が高いと思えます。

 

しかし、オレはタチだ!ウケはできない!

アタシはウケしか無理だわ。

という知り合いの方も今までいました。

 

ちなみに僕は、汎用性が高いリバです。

 

その時の状況下に合わせて、

随意変化対応可能な優秀なリバです。

 

 肉体繋がりの要求の弊害

僕はみんなで「イエーイ!」

という性格ではありません。

 

ゲイみんなでバカ騒ぎ!

という経験は少ない方です。

 

今は開催されているのか知りませんが、

新宿2丁目の〇〇ナイトやゲイのクラブなど、

あまり楽しかった記憶はありません。

 

やかましいのって、

頭が痛くなるんですよね。

 

うるさいの嫌い。1人で静かに行動したい。

というゲイだって、昔から沢山います。

 

あんなにうるさい人なのに、

恋愛となると奥手な人。

 

物静かな人なのに、恋愛となると、

静寂と共にガンガン進む人。

 

いろいろなパターンのゲイがいましたが、

恋愛におけるタチウケ問題を少なからず耳にしました。

 

双方対応可能な僕は、

その問題提起をあまり理解できませんでした。

 

だってさ。

その導入が肉体関係に起因する恋愛って、

非常に寿命が短いじゃない。

 

特に男同士の場合(僕の経験上)は、

かなりの確率で初対面でそれを要求されるから。

 

心の繋がりの前に、身体的繋がりを済ませてしまうから、

それであたかも完結してしまう傾向があった気がします。

 

しかし、乙女心はそこが焦点じゃないじゃない。

 

若い頃に、ああ、嫌だなあと思った事は、

ウケとウケ、タチとタチ同士だからゲンナリ、うまくいかない。

 

そんなことで相手と終止符を打つ決断をすることです。

 

肉体関係だけが恋愛じゃない

以前も書きましたが、ゲイにとって、

SEXという行為は重要な位置を占めると思います。

 

男女の有性生殖とは明らかに異なる行為のため、

育児という終着駅が存在しないからです。

 

率直にいうと、単なる性欲の解消に過ぎません。

酷い言い方をすれば娯楽です。

 

しかし、目的や終着駅がないからこそ、

本能のまま自由奔放になります。

田舎のゲイのオレですら、そうだったから。

 

だからSEXは今でも大切にしています。

 

ただ、相手との繋がりはそれだけではないはずです。

 

ゲイであっても男女間であっても、

単なる性欲の解消や肉体関係より、

もっと大切なものがあります。

 

一度惚れ込んでしまったら、

タチだもウケでも、どうだってよくなります。

 

だから、例えゲイであっても、

恋愛で大切なことは、

異性間カップルと何ら変わりません。

 

好きな相手が笑っている姿だけで十分。

一緒に家で飯を食うだけで上出来です。

 

お互いにウケでもネコだった場合でも、

もっと相手を大切に見るべきなのだと思います。

 

大切なことは年齢と共にわかるはず

僕はいわゆる、リバというやつですので、

タチでもウケでも自在に変化可能です。

 

だから双方の気持ちは何となくわかります。

 

ウケは感染症の危険性が高いこと。

ウケは体の負担が大きいこと。

 

ウケはその時の身体・精神的状態が影響すること。

 

タチは気分が高まると、

ガンガン乱暴にしがちであること。

 

だからタチは、常に相手思いやる必要があること。

故に、女性とも付き合うことが可能でした。

 

しかし、相方と一緒になって以降、

僕は一切、タチはしてません。

 

相方に出会った時、即座に認識したことは、

相方は明らかにウケです。

 

それでも、何ら性生活に影響はありません。

かれこれ13年も一緒にいます。

 

若い頃のイケイケドンドンな時は仕方ありませんが、

社会人にある程度年齢を重ねれば、

何が最も大切か認識してきます。

 

だからタチウケという問題は、

ゲイが一緒に人生を歩む上で、

何ら障壁ではない。

 

そんな事よりも、

相方を沢山みてあげる方が大切です。

 

 まとめ

タチウケという言葉を知ったのは、

今は亡きゲイ雑誌、バディを愛読していた高1の時でした。

 

僕が知る限り、ゲイの出会いは、

文通(98年、99年頃)

 → ネットの掲示板(2000年から2003年頃)

 → mixi(SNS初期 2004年から2007年頃) 

 → SNS(ツイッター他多数 2008年以降)

 → 出会いアプリ(2012年以降)

と変化していったように思えます。

 

ただ、時代が変わっていっても、

大切なことを相方を愛する気持ちだけです。

 

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