開業してから得た経験値はたった1つだけ。

ようやく今日になってから、持続化給付金の申請方法の正式な発表が。

また、2019年創業の場合の判定方法も同時に。

 

僕が関わる方の中でも必要とされる方もおり、

世の中の今の現状が身にしみます。

 

僕は会社員の時、顧客とは一歩も二歩も、距離をとっていました。

税理士事務所勤務であっても、サラリーマンには変わりなく、

どこか顧客に対して、親身になって向き合っていませんでした。

 

今でも社会貢献といった素晴らしい志はありません。

 

しかし、1人になって開業して変わったことと言えば、

お客さんには、頑張って乗り切って欲しいという単純な思いです。

 

 

子供はみんなこの現状を知っている

時代背景は異なりますが、まだ小学校の時、

90年代の前半、同じような雰囲気がありました。

 

90年代前半といえば、もうわかりますよね。

自営業だった僕の家は火の車。

 

日に日に仕事は無くなっていき、父親の仕事表は真っ白に。

家業は自宅で畳屋だったので、仕事がないと即座にわかります。

 

子供ながらに不安になります。

ええ、子供はそんなにバカではありません。

多分、今のこの状態の中でも、子供はみんな真実を知っています。

 

生活費、食費、ライフライン費用、娯楽費、教育費、将来の費用、

それらがどうなってしまうのか。

大人だけでなく、子供だってみんな心配しています。

 

僕がハラハラした状況と酷似しており、

外部要因による経済変動とは、何とも残酷です。

 

世の中がこんな状況になってから、

バブル崩壊後の火の車だった時の事を思い出しました。

会社員だったら思えなかった事

仕事がない、お金がないと精神的に病みますよね。

 

こんな僕ですら、顧客がいなかった昨年10月までは、

楽ではありませんでした。

 

子供がいて、家族がいれば、自分が感じる不安定な思いはみんなに波及するから、

精神を保つ必要があるけれど、事業主だって人間です。

不安定になりイライラすれば、子供に当たりますよね。

 

こんなことは、会社員だったら、

僕は思い返したりしなかったかもしれません。

 

会計事務所に勤務していたら、

今も普通に電車に乗って、通勤していたでしょう。

 

事務所に出勤する以上、給与は支給されるし、

特段減額されることはありませんし。

 

少なくとも、会社員の僕は、

事業主の立場になって考える事はできませんでした。

 

目の前の3月決算に追われ、相手の事を推し量る事なんて、

絶対にしませんでした。

 

開業したから思える事

今は自分で事業をしている人の困難さもわかりますし、

バブル崩壊後のオヤジの辛さも身に染みています。

 

税理士は独立してみないと、経験値は上がらない。

独立後の経験値は、会社員とは雲泥の差としばしば言われます。

 

経験値の意味をどう捉えるのかは人それぞれかもしれません。

 

・組織再編税制に携わる事

・タックスヘイブン税制を行う事

・自分で0から顧客を獲得する事

・自分で0から信頼関係を築く事

・全て自分で采配を振るうこと

 

そのどれもが紛れもない経験値ですが、

僕が得た経験値はどれも違いました。

 

頑張って今を乗り越えて欲しいといった単純な感情は、

今までの僕の中にはありませんでした。

 

え!そんなことがお前の経験値かよ?って感じますが、

会社員の時には全く持ち得なかった、僕の正直な思いです。

 

ええ、立派な所属税理士さんは既にもっているんでしょう。

 

僕が子供の時に感じたハラハラする思い、

親の商売が心配で、夜眠れなかった思い。

 

当時の僕が感じていた事と、同じ思いの子供がいるでしょう。

 

何んとか切り抜けて欲しいと思い、

日々奮闘する所存であります。

まとめ

持続化給付金の申請要領は、やっぱり書類などの整備が面倒です。

こんな時、マイナンバー一元管理が利用できればと感じます。

 

マイナンバーができてから、今年で5年が経ちます。

僕は転居の時や公的証明でよく使用しますが、

ないとあるでは断然あった方が便利です。

 

政府の政策には、反対意見もありますが、

今後はもっと活用が進めばいいと感じます。

 

 

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