税理士試験の勉強でやめたほうがいい事。試験も大事ですが、今を大切にしましょう。
開業税理士の先輩の方のブログをたくさん読んでいます。
多くの方が、自身が税理士試験を受験していた時の経験や必勝法などを書かれていますね。
僕は自己流であったため、あまりそういったノウハウがありません。
なので書くことができないんすが、やらない方がいい事はたくさん思い浮かびます。
こーんな失敗しました!ようなことも沢山あります。
いいことばかりじゃつまりません。
今日は僕がまだ受験生だった頃の失敗と、やらない方がいいこと紹介します。
僕は1科目目の国徴は独学、残りの科目は専門学校の資料通信を利用しました。
基本的な勉強法は、1人でテキストや問題と格闘です。
仕事帰りに専門学校の自習室で勉強し、4月以降の順位がでるテストは教室で受験したこともありました。
最後に合格した年は、テストの採点も資料で郵送して採点してもらっていました。
受験期間は平成15年から平成24年まで10回。(20歳から30歳まで)
受験経歴はプロフィールを参考に!!! → プロフィール
環境に変化があった年はメンタル調整を優先に!
就職や転職で環境に変化があった年は、いろいろな意味で大変でした。
僕の場合それにあたるのは、
- 平成16年 就職活動をしていた大学4年の時の2回目の受験。
- 平成20年 金融機関から会計事務所へ転職した時の6回目の受験。
- 平成23年 現会計事務所へ転職した時の9回目の受験。
もちろん人にもよりますが、環境がかわると神経使いますよね?
メンタル疲労というのは、肉体疲労よりもハードなような気がします。
残念ながら、周囲の人間は自分の事を応援してくれたり、よく思ってくれる人ばかりではありません。
というか、それが普通ですよね。
そういった中でがんばって勉強していると、心を壊して元も子もありません。
環境が変わるとメンタル疲労を起こすのは、周知の事実です。
環境の変化があると、少なからず体調に変化が生じますよね。
特に新社会人になったり、転職された方はみな経験されているはずです。
誰だってそうだよ。甘えるなよ。
そう言う人もたくさんいます。
精神論ってやつです。
しかし、その心のバランスを崩した結果が鬱であったり、休職ということに陥ります。
自分には関係ないことに感じても、誰でも何歳になっても可能性は消えません。
環境の変化があり、体調や心が不調の時は、ペンは置いてまずは心の安定を図りましょう。
親でも友人でも、頼れる人に頼りましょう。
がむしゃらに頑張って勉強して心を壊してはいけません。
ただし!
必ず試験は申し込んで、受験会場まで行きましょう。
起きてから寝るまでずっと勉強するのはやめましょう
起床してから就寝まで勉強する人もいるようです。
僕には考えられません!
受験が終われば自由になるんだから、受験期間中は一日中がんばるんだ!
という人もいましたよ。僕が受験していたときも。
しかし、そういって勉強している間も、世の中は着々と動き変化しています。
日本のみならず、毎日世界が変化し動き続けています。
科学技術も医療も、物の値段も物価も景気も、人の心も考え方も、思想や法令やものの概念も流行りも変化しています。
日中勉強したら、夕方以降はペンを置きましょう。
街へ行きましょう。
料理をしましょう。
旅行に行きましょう。
目にするべきものはたくさんあります。
試験というのは学校と同じ、狭い狭い世界でしかないです。
その狭い世界に一日中身をおいてはだめです。
もし興味があることが出来きたら、それから目を背けることはやめましょう!
特に20代というのは、いろんな意味で多感な時期です。
体や脳みそが若く、クリエイティブな思考が形成される20代に勉強ばかりしていては視野が狭まります。
その年齢の時にしかできない経験や、その時にしか湧きあがらない自分の思いがあります。
ちなみに僕はGWは毎年旅行に行ってました。
だから10回も受験したんですね。きっと。
自己採点はやめましょう
試験が終わると電車の中は試験の解答の会話の嵐です。
1人資料通信で勉強していた僕は、毎年その会話に怯えていました。
だって楽しそうに語ってる人ぜったいいるんですもん。
僕は毎年自己採点はしていません。
模範解答は、合格発表があった後の12月に見てました。
(アホだと言われましたがね)
理論の自己採点なんて実際問題できないすよね。
計算問題だって100と書いたつもりでも、実際はもしかしたら1000と書いてしまってるかもしれません。
終わってしまったことを振り返っても仕方ありません。
それに何より、試験を受けた自分自身が一番わかっているはずです。
なので自己採点なんてしないでバカンスを楽しみましょう!
試験終了したその瞬間から、遊ぶことだけ考えましょう。
本当に真剣に取り組んでいたのであれば、9月以降は自然に何をすべきかは判断できます。
最大の失敗 会場を間違えた
僕の最大の失敗は、平成19年の5回目の受験。
一番大嫌いだった簿記論の時です。
試験会場がある大学でした。
過去2回、その大学で受験していたため会場を間違えるわけないと侮っていました。
終わったら栄であーそぼ!なんてウキウキで。
侮って試験会場の教室案内を受け取らなかったのです!
アホです!
会場に入ると自分の受験番号が書かれた教室がありません!!
会場のスタッフに聞くと偉い人が現れ、
「もうここからが試験だ!自分の力で行ってください!」
と叫ばれました。
ようやく校舎を間違えたことに気付き、開始10分前くらいに席に座りました。
もう汗だくです。
しかし、さっきまで相当焦っていたため、席に着くとひどく冷静になってしまいました。
まったく緊張しなかったのを記憶しています。
そのおかげで簿記論は合格しました。
受験会場の案内は必ず貰いましょう!
初心を忘れずに!
まとめ
専門学校の先生からいわせたら、僕は悪い受験生の例かもしれません。
ただ、試験がうけるからといって、心のゆとりをなくすことはよくないと思います。
仕事をしていてもそうですよね?
心にゆとりがないと仕事をしていてミスを犯します。
また、自分が確認する立場のときは、心にゆとりがないと目に入らない部分もあります。
(僕だけかもしれませんが)
試験を受けていると、どうしても生活の中心が試験になりがちですよね。
それが当然のような風潮もあります。
しかし、その間に多くの事を見過ごしてしますことになります。
ぜひ心にゆとりをもって、外にも目を向けましょう。