後任者への引継ぎが始まる。引継ぎでおさえておくべき事項を考える。

来年の3月に退職予定ですが、今週からボスの指示により、
引継書の作成を始めました。
月次の処理や決算関係は、少しずつ引継ぎしていきます。

さて、先日歯医者へ行ったとき、突然別の先生の処置でした。
たまたま担当医が突然休むことになっただけでしたが。

今週からは、いつもの担当医に戻りましたが、
その時は何の説明もなく、今後の治療方針の説明もなくかなり不安でした。
(自費などの事情より治療が長引いています)

今までも他の担当者の担当先を処理することもありましたが、
僕も同じような事をしたのかもしれません。

今日は、引継ぎで必須と思われる点について書こうと思います。

決算処理事項について

毎月の月次処理については書面を作成するつもりです。
各取引の内容については、いずれ後任者が把握していくので、
それ程細かくは残しません。

僕自身も引き継ぐ際はそうでした。
しかし決算処理事項については、明確の書面を作成しようと思います。

前事務所、現事務所でも、そういったものがありませんでした。
退職した後の事は、自分が口を出す権利はありません。

ただ、
「依頼する書類や資料などは、前年の資料から推測しなさい!!」

こういった文化はもう終わらせなくてはいけません。

決算依頼事項、処理事項、そしてそれらが必要となる理由などは、
最低限書面で残したいと思います。

あとはそこから後任者が自分色に染めればいいと思います。

担当先のダークな部分

どんな会社にも問題点や改善すべき事項があります。
それらが予めわかっていると、後任者も対処がしやすいですよね。

引継ぎがあった際、会社側から後任者に対し、
また0から説明するのは効率悪いですから。

しかし、ダークな問題点を抱えている会社もあると思います。
(ダークとは、比較的難しいという意味です)

そこは確実におさえておくべきでしょう。

今まで組織再編を繰り返していたり、欠損金を引き継いでいたり、
そういった先は、法令の適用関係を確実に理解しておく必要があります。

中小法人も、平成22年以降、組織再編がし易くなりましたよね。

昨年からは適格合併の用件が緩和されたり、
グループ内の会社分割も便利になりました。

特に、グループ企業に顧問先にある場合組織再編は非常に面白い論点でもあり、
誤るとかなりの痛手でもあります。

ただし、法令を1つ1つ読み解いていけば、
誤りを防ぎやすい論点でもあります。

こういった部分は、書面で資料や説明を正確に作成した上、
ボスや後任者への説明が欠かせません。

段取りよく、残業しない

引き継いだ後に関しては、しばらくはバタバタしますよね。
もちろん、出来が悪い僕もそうでした。

しかし、それも数カ月経てば自然におさまります。
1か月の仕事のスケジュールについて、引継ぎをしておこうと思います。

そしてそれに伴う残業は原則しないこと!

最初は時間がかかって当然です。仕方ありません。

だからといって残業することは別の話です。

それを当然としていた今までの社会が過労死を生み、
そして働きにくい生きにくい日本を形成しています。

なので、定時になれば帰るのです。

期限までに完結できないというのであれば、
事務所全体を俯瞰できていない、監督者であるボスの責任です。

まとめ

引継書を作成していて、過去の組織再編について書類を作成しています。

しみじみ感じるのはこういった面白い論点は、
勤務だからこそ携われる事であるんですよね。

グループ法人税制や合併、分割等の項目は、
個人的に興味がある論点でした。

実務でも、勉強したことを生かすことができる論点なので、
毎回楽しめた項目でした。

少し寂しいですが、できるだけ丁寧に作成しようと思います。

 

 

 

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