相手の目線に立つのなら、親切の申し出は~しましょう!の方がずっといい。
先日高雄から帰りの飛行機から降りる際、
機内へ持ち込んだ荷物を取り出す際、荷物が奥の方へ移動してしまい、
背が高くもない僕はなかなか手が届かず、ちょっと戸惑っていました。
観光シーズンでもなく、平日夜の中華航空は搭乗が50%くらい。
そしたら、はいどうぞ、とこれから旅行するらしき台湾の方が取ってくれました。
実は初めての経験ではなく、今までも何度かあったのですが、
今回改めて、親切の申し出について考えるきかっけとなりました。
親切の申し出は~しましょうか?
先日、小さな子供がいる主婦の方が、外でしばしば困っている事について、耳にしました。
電車やバスなどの公共機関で、「~しましょうか?」
と申し出があっても、
「はい、お願いします。」
と、なかなか言えないとの事でした。
勿論、全ての人がそうではないのでしょうが、
他人に迷惑をかけるかもしれないから、「はい、お願いします。」
とは、言えない気持ちは何となく理解できます。。。
~しましょうか?という疑問形だと、なかなかYesとは返答できないため、
できれば、相手が自ら~しましょう!といった勧誘形であれば、
気兼ねなくお願いできるとの意見が多いようです。
ええ、きっと賛否がわかれる意見なんだと思いますが、
僕は~しましょう!という意見に賛成です。
親切は~しましょう!の方がいい
同様の意見は以前から指摘されていました。
確かに、疑問形で親切を依頼されるよりも、
相手自ノックアウトける意思を示された方が、何の気兼ねが無いから楽です。
ただし、人によっては、要するに、何も気兼ねなく助けてもらいたいのか?
大変なら素直に言えばいいのに。。。
といった声も聞かれるのかもしれません。
親切の申し出は、非常に難しいと感じます。
僕は普段電車に乗っているときは、ガラガラの時以外、座らず立つようにしています。
座っていても、子連れや年配の方が乗ってきた時は、
黙って立ち上がるようにしています。
ええ、情けないのですが、ネガティブな僕は、自ら声をかけ、
誰かに席を譲る事ができません。
席を譲るのではなくて、黙って立ち上がればいいとは、
大学の時の先生が演説していました。
相手に意思確認するワンクションを置くのであれば、
さっさと親切をすればいいと考えています。
親切は面倒くさいけど、やっぱり。。。
とはいうものの、自ら何かをしてあげるという行為は、
相手にとっては恩着せがましいのかもしれません。
自分が親切のつもりであっても、相手にとってはお節介。
~しましょう!と申し出ても、
「えっ!別にそんなことしてくれなくて、いいんだけど。」
と思われてしまうかも。
だから親切って難しいし、面倒くさいですよね。
ですが、自分がその親切を経験すると、とてもありがたみがわかります。
自分がその恩恵を受けたのであれば、やはり社会に返さなくてはいけません。
弱気でネガティブな僕ですが、親切を申し出るのであれば、
~しましょうと言ってみようと思います。
まとめ
台湾の南部や東部の列車、地下鉄に乗っていると、
しばしば譲り合いの姿を目にします。
年配の方、妊娠されている方、子連れの方へ、
席を何の気兼ねなく譲り合いをしています。
そんな社会は、やっぱりいいものだと感じます。
今日の一言
思いやり:thoughtful consideration