開業前に準備すればよかった!申告チェックリストの作成。
3年前の2018年、僕は開業準備を始めました。
このブログを開始。
滋賀県(主に草津支部)税理士のweb事情の調査。
web集客している人、ブログを書いている人の調査。(いなかった。)
近隣の税理士さんがやっていない事の調査。
有名な税理士事務所の帰宅時間の調査(張り込み)
滋賀県内特有の人的物的特色の調査。
どうでもいい事に力を使い自己満足し、
肝心の業務に関する準備を怠りました。
そして昨年も今年も、自身のチェック体制を
もっとしっかり構築しておくべきだったと後悔しています。
1人になったらチェックリストがない!
会社員の時、しばしば業務用ソフトが、「ピコピコ、今年は免税です。」
あらそうなの、と頷いてみたり。。
「ピコピコ、特定高額資産があります。」
あらら、大変。(何それ?)
大手の業務用ソフトは非常に高額であり、
旅行積立に精を出している僕は、
一生購入することはないでしょう。
しかし、チェック体制は非常に強固で便利。
特に消費税関係は納税義務や落とし穴の確認にもなり、
僕は非常に頼りにしていました。
人間が作成したチェックリストよりも守備力が高く、
チェック能力は機械の方が長けています。
強固なチェック体制を享受できない今は、
自分で行う作業に大きな漏れがないのか、
毎回ビビりまくっています。
開業前に、頑丈なチェック体制を築くべきでしたが、
税理士業の継続を思い描けなかった僕は、
自分自身のチェック体制を整えていませんでした。
手探りでチェックリストを作成
今年は作業入から完成まで、
そして消費税チェックのリスト等を使用しました。
法人の決算が1先しかない僕は、
日常、申告のチェックリストを使用していません。
日々、決算等をこなして自分リストを磨くのでしょう。
言い分けですが、そういう機会もありませんでした。
(言い訳ですが。。。)
この確定申告はやや手探りでリストを作成・使用しましたが、
1つ1つチェックしていくと、意外に漏れがあったり。。。
その中で、消費税のチェックリストは納税者に
渡すことにしました。
消費税はモレがでやすい
大手のシステムだったら、格好いい書類が作成できるのですが、
自分で作ったものを見ると、恥ずかしくなる貧弱で。。。
でも仕方ありません。
会計事務所の税務ソフトのような、
スタイリッシュなチェックリストは二度と手に出来ません。
税務支援や自分の顧客と接していた中で、
消費税の問題が比較的多くありました。
令和2年を課税事業者だと思い自ら消費税を計算していた人(びっくり!)
1000万円超えた翌年から納税すると思っていた人
なぜ課税事業者なのか知らない人
過去どんな届け出を提出したのか全くわからない人
過去の(税理士が作成した)申告書に、
消費税に関する届出書が何もないこと
後者2つは僕も困ってしまいました。
そこで最初に勤務した事務所では、
課税事業者の遍歴を渡していた事を思い出し、
それらをファイリングして渡す・説明する事にしました。
いつ自分がやめてもいいように
会社員の時も、しばしば課税事業者の判定はわからなくなりました。
高額な資産を買ってました!
なんて、税理士が度々変更していると、
総勘定元帳と申告書を睨めっこしないとわかりません。
そういう重要な事って、全く税務申告書に書いていません。
ええ、不親切ったら極まりない。
後任の僕は困ってしまい、イライラ。
長く続けるかどうかわからないので、
せめて僕が関わった人に対しては、
重要事項は毎年ファイリングしておく事に。
利用者識別番号やマイナンバーカードで、
過去の提出届一覧等を閲覧できたらいいのに。
開業2年目はしばしばそんな事を考えていました。
まとめ
チェックリストは仕事をするにつれて、
増強されていくようです。
あくまでも、業務がある事が前提ですが。。
今回は譲渡等の申告も行いましたが、
今更ながら、わかりきった措置法であっても、
国税庁の譲渡の特定チェックリストをダウンロード。
会社員の時に、えい!やあ!で行っていた事を、
今は石橋をたたいています。