のどかな風景が消滅する滋賀県。暮らしやすさと街の魅力度は比例しない。
先日お客様と、
滋賀県内の良さが無くなっていく。。
というお話をしました。
のどかな田畑を潰して造成造成。
滋賀県内の方と話をすると、
しばしば皆さんが口にされます。
地権者・税制・大人の事情があるのはわかりますが、
のどかな風景の消滅は、残念に思います。
変わっていく滋賀県
令和3年の住宅ローンの確定申告では、
保留地ローンを組む方をよく目にしました。
草津市内で大規模造成が進行中ですので、
住宅を購入された方が多いのかもしれません。
僕が初めて滋賀県に来たのは、
小学校6年の時の8月のこと。
守山市の球場で開催された、
ソフトボールスポーツ少年団の全国大会。
まだ僕が8割程メンズだった頃のことです。
1994年の滋賀県はハッキリ覚えています。
何にもない。
大津の有名なホテルに宿泊しましたが、
これといったお土産もない。
12歳の子供にとっても、
滋賀県はくそ地味で退屈でした。
その後、2003年に大学のゼミの論文発表で、
再び滋賀県(立命館草津キャンパス)へ訪問。
無駄に広い立命館にまずびっくり。
でも空気が綺麗で風景も美しく感動。
しかし、マンションがやや増えていて、びっくり。
面白いものはないく、やっぱり地味でツマラナイ。
くそツマラナくて、
帰りに大阪のピンサロに行きました。
そして2019年に転居すると。。。。
地味だった滋賀県の都市部は、
コンクリートブロックだらけになりました。
田畑を残すって大切
田畑の重要性って、若い頃は考えませんでした。
昨今、白い米は体に悪いから食べない。
という大馬鹿者も沢山おりますが、
不自由なく僕が米・野菜を口にできるのは、
田畑を有する農家のおかげです。
青い空に映えるのどかな田畑は、
それだけで心の癒しに。。。
人口誘致、商業政策、農家の高齢化・跡継問題、
地権者と市や行政との関係、農地税制など、
様々な諸問題が絡み合うのでしょう。
ただ、どんどん田畑を潰して造成することについて、
ずっと県内に住んでいる方も、
疑問に感じているようです。
サイクリング中、東近江を通過する際も、
田畑を潰して造成していました。
のどかな風景の一角が、
また無くなっていきました。
暮らしやすいと街の魅力度は比例しない
日常の込み入った買い物は可能な限り、
草津、守山、大津の商店街を利用しています。
お野菜やお米、お菓子の食品も、
県内のものを選ぶようにしています。
結局、居住者1人1人ができる事って、
この程度しかないんですよねー。
と、よくお客様とお話しします。
しかし、それらは非常に重要。
京都の三条商店街が好きでよく利用しますが、
ああいう雰囲気って大事よ。
守山、大津、長浜、米原には辛うじて残っていますが、
草津市にはありません。
お客様に聞いたお話しだと、
駅前の商店街は、アーケードを取り払い、
以前は賑やかなお祭りもあったようです。
住みやすさ、暮らしやすさ、街の魅力、
街独特の個性の有無は比例しない良い例です。
わざわざ条例まで作って、
ビワイチで観光誘致!をするのなら、
滋賀県独特ののどかな風景は必須。
だと、僕は思うけどなあ。。。
まとめ
僕が感じたことは、
県内にずっと住んでいる方は、
もっと前から感じているのでしょう。
琵琶湖の美しい湖岸に、
〇〇映えするような人工的な施設は要らない。
青い空と琵琶湖だけで十分です。