自分の腕に対する自信はきっと一途な姿勢から生じる
毎回旅行へ行くと、フラリとベーカリーへ入ってしまいます。
パン屋さんと言っても、日本でいうベーカリーではなく、
カステラ巻や伝統的な台湾菓子、Pケーキや羊羹などの個人店です。
大抵の場合、店番をしている方はいませんが、
店主が現れると、メチャクチャ懸命に商品の説明をしてくれます。
最近そういったガンガン自分の店の商品のガンガン説明は、
買わせたいのではなく、腕に自信があるからだと気付きました。
熱心な商品説明
今日は午前中は屏東県の潮州と竹田へ。
フラット街を歩いていると、数軒の中華菓子のお店が。
僕はクッキーやPケーキが好きなので、欠かさずそういうお店には侵入。
今日も店員がいない間にじっくりカステラ巻だのいろいろ見ていたら、奥から店主が。
そしてPケーキを手にしていた僕に、Pケーキの種類の説明をしてきます。
個人店で客は僕しかおらず、逃れられません。
以前もずっと同じような事があり、中華圏の方は商売熱心だからと思っていましたが、
どうやらそのようではないことに気づきました。
熱心な商品説明は腕に自信があるから
僕は中国語はわかりませんが、何となくイントネーションから、
「うちではこれをこうして作っているよ!」
というフレーズが伝わってきました。
今まで僕はボケッとしていましたが、腕に自信がなければ、
わざわざ自分の店の商品を客に説明をしないのかもしれません。
食事時で混み合っていても、店先で中国語がわかないと言っているのに、
わざわざ麺の調理法や味を逐一説明してくれたお店も。
全ての方やお店に当てはなるわけではありませんが、
少なからず、個人で経営されている飲食店や食品のお店は、
腕に自信があるからこそ、扱う商品の説明をしてくれるのかもしれません。
個人店ながらズラリと並ぶ中華菓子やパンのディスプレイ、
手書きの商品名と金額を眺めていると、商品に対する自信だけではなく、愛情も伝わってきます。
寡黙だけれども、真剣な眼差しで豪快に路上で鍋をフル姿には、
やはり自分の腕に対する自信が感じられます。
自信は一途な姿勢から発生してくる
僕は自分の腕に自信があるのか?
と問われると、「確実に自信があります!」とは言えません。
会社員の時、税理士会の研修や定例会へ行き、
周囲の税理士さんの姿を見ては、何か自分より大きく見えてオドオド。
(多分、実際大きいのですが。。。)
定期的に税務ニュースや裁判事例を読んでいて、知らなかった事や、
わすれてしまっていた事があると、焦って調べてみたり。
そんな事を日々していると、尚更「自信あります!」
とは程遠くなるようですが、最近ではそれでも良いように感じます。
自分の腕に対する自信とは、一途に何かに取り組んだ経験ではなく、
一途なエネルギーから生じる事なのかもしれません。
提供される1皿の料理や、店頭に並ぶ手書きの商品名、
華やかな中華菓子は、店主の一途な思いと愛情の塊であり、
だからこそ相手のエネルギーを感じるのかもしれません。
勿論、ガンガン自信まみれの人もいると思いますが、
そういう自信の持ち方は、僕には合いません。
一途にコツコツという方法が、一番合うのかもしれません。
まとめ
今日は潮州で三軒の餅屋に通りかかりましたが、
一途に毎日菓子を作る精神があるからこそ、自信ももてるのでしょう。
4月の独立以降、旅行をすると以前と違う事を感じるようになりました。
個人でエネルギッシュに働く方の姿に圧倒され、
自分もそうなりたいと感じています。
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