ホームページ作成で最も悩んだ事。Excellent!は持ち合わせていないけれど、得意な事をやっていこうか?
36歳になると、夜間のアルバイトは体にきついかと思いきや、
結構楽しかったりしています。
帰宅して眠い目を擦りながら、何とか作成したホームページは、
何だかカフェ風になってしまいました。
webサイト構築って、難しいですよね。
彼女からは、「いたって不出来だ!」
と烙印を押されてしまいましたが、でも悩んむんですよね。
さてHP作成で悩んだ点がいくつもあったんですが、
そのうち、最も悩んだ事項について今日は書くことにします。
これから開業なさる方は、悪い見本である僕のようにならなぬように、
心から願っております。
excellent!!な事がない
あるある過ぎて困ってしまうのですが、
何か売りにしようと思っても、僕はこれ!という得意な事がありません。
これが一番の大きな悩みでした。
I can ~ はいろいろあります。
11年半の間、税理士事務所にいましたから。
そして一応税理士ですし。
しかし、excellent ability と自分で宣言できるものがありませんでした。
税理士業界のHPは何年もずっと見ていましたが、
必ずといっていい程、皆さまのHPにはうたい文句があります。
「○○に強い、○○の専門」。
やっぱりその文言って、凄いなあと感じます。
いやいや、僕はITにそれ程強くはないし。。
相続税法は選択したけど、そんなに好きではないし。
そんな思いがあり、「僕には独立は無理だなあ。。。」
とずっと考えていました。
そしてそして悩んでいましたが、結局、自分にexcellent!!
と言われるものがあったのか、わかりません。
しかし、1つだけわかっていたことは、それは試験勉強と同じです。
突破法を模索する事は、自分で乗り越えるほかありません。

decline
好きな税務だってもちろんあります
そんな僕でも、好きな税務の分野もあります。
ええ、電卓は苦手ですよ。
簿記だってあんまし好きではないですよ。
でもありますよ。僕にだって、好きだった事。
僕は中小法人の組織再編税制が大好きでした。
ちょうど僕が法人税を初受験した平成23年の前年に、
グループ法人税制が創設されました。
試験勉強では、組織再編税制って一番最後の項目だったと思いますが、
僕はここの論点がとっても好きでした。
すんなり考えず、じっくり考えていく論点なんで、
自分には合っていたんだと思います。
グループ法人税制の創設時、
業界の方ならビビビっときた人も多かったんだと思います。
今後、中小法人の会社再編は、この先ずっと活発になっていくんだろうと。
翌年には、無対価再編の税制適格要件が明確になり、
それ以降平成31年においても、毎年のようにオシャレな組織再編は改正が続いています。
ちょっと規模が大きめの、税務署の調査対象法人であれば、
組織再編は結構行われているんだと思います。
社長さんによっては、いくつもいくつも会社を保有する事が、
大好きな方もいらっしゃいますよね?
過去に短期間で欠損をガッツリ吸収したり、
何度も再編をして、出発地点がわからなくなっていたり、
40%から60%の微妙な出資関係の会社がいくつも連なっていたり。
実際に実務で携わると、その法令が意図する深みと、複数の道がある事に気付き、
面白みがある論点なんだと思います。

alternative
好きな仕事だけどハイリスク
自分が好きな仕事だったら、やってみるのがいい!
と言ってくれた方もいました。
でも、税理士が1人で「組織再編税制」をうたい文句にするのは、
ちょっとリスク大きいぞ!って感じます。
租税回避のために組織再編を行う方もいるんでしょう。
欠損金利用の為に、買収したり、合併したり、
直前で株式を異動して100%子会社にしたり。
突然、子会社株式評価損を計上したり。
法令で許されているので、違反な事はありませんが、
租税回避の為の再編って、リスクが大きいと感じます。
(その租税回避防止措置がいくつもあるんですがね。)
そもそも組織再編って、誰の為にあるんでしょうか?
これは僕の勝手な考えですが、
・ふるさと納税は、寄付先の市民の為に
・信託契約は受益者の為に
・保険契約は被保険者の為に存在する制度のはずです。
(綺麗ごとかもしれませんが。。。)
当然のことですが、
寄付者=寄付先の市民
委託者=受益者の信託
契約者=被保険者=保険金受取人 という契約はありふれています。
でも法令の趣旨や本体の目的からあまりに逸脱していると、
大抵は国から何かしらの措置が発動されます。
本来の寄付行為、信託行為、保険制度の目的から
あまりに逸脱した場合の防止措置発動が、ここ1年程で、そしてつい前日もありました。
組織再編税制は、その名の通り、組織(会社)の再編を行い、
息を吹き返し復活していく為の法令だと思っています。
会社は株主のものではなく、そこで働く社員の為のものです。
ゆえに、組織再編税制は、会社の社員を守る為にあるものだと感じます。
租税回避の為に、会社再編をする人もいるはずです。
一発エラーが起きると試合終了になる論点だからこそ、
やっぱりリスクがデカいと感じます。

prediction
まとめ
なーんて真面目な事を考えつつ、得意な事をどうしようか迷っています。
他の税理士さんのHPをみていると、ホントよくできてるなーと感心します。
1年毎日ブログを書いていますが、殆どカスタマイズせず、
CSSなんかも勉強しませんでした。
これから開業される方は、僕のようにならず、
もっと立派になられる事をオススメします。
さて、バイトでも行ってこようかな!
【今日の言葉】
merge:合併する