ホームページやブログの作成、記事の投稿は仕事ではない。そう思うのはもうやめていこう。

先月、親や友人、そして知り合いに、

「今何やってるの?」と次々に聞かれ、

「HPのテコ入れや税務記事の作成、ブログの記事の投稿、その他諸々をやっているよ。」

と正直に話しました。

 

正直って大切です。

 

そしたら皆さん揃いもそろって、

「そうかあ、じゃあ仕事はしていないんだね。」

と、とてつもなく迷惑な砲撃を受けました。

 

「ええっ!じゃあオレって、本当に遊び人に転職?

 でも遊び人って賢者になるっていうし。ウェブ関係は仕事ではないのか。」

と、ウジウジ仕事で疲れた彼女に文句を言ってました。

 

高い立場から急所を突くのって止めてよね!

 

しかし、実は僕も10年程前に、同じような事を言った覚えがあります。

WebやHP関連の作成、投稿などは仕事では無いのでしょうか?

 

Web関連を仕事と思っていなかった昔の自分

もう12年程前になりますが、僕が最初に就職した会計事務所は、

仕事の内容自体、それほど難しいものはありませんでした。

 

法人などは申告調整等は殆どなく、どちらかと言えば、

記帳代行を経験するには、最もちょうど良い規模の事務所でした。

 

しかし、特徴的であった事は、2007年当時としては、

ウェブやインターネット関連に、かなりの力を入れていた事です。

 

中心人物がかなりのパソコンオタクだったと言うこともあり、

僕が初めて経験した電子申告元年には、ほぼ全ての顧客に対し、電子申告による確定申告。

 

また、クラウドが導入された当時より、既存システムはいち早くクラウドに切り替えが進み、

僕が退職した2010年当時では、かなり早い段階から、IT関係が進んでいました。

 

会計事務所ながら、比較的皆で協力して、事務所のHP関連に手を付けていました。

 

僕自身も、事務所HPの一部に、自分のブログのページを作成してもらい、

結構楽しんでいた記憶が。。。

おかげでフォトショップも使えるように。

 

某有名ソフトのセミナーにも力をいれており、

いわゆる本来の税務や会計業務に留まらないスタイルでした。

 

しかし、だんだんと疑問が湧いてきます。

 

「実はもっと税務スキルを磨きたい。」

「税務的な経験をしたいし、難しい事も経験してみたい。」

 

試験合格を目指し、会計事務所に就職したのであれば、

税務や会計スキルを磨きたいと思う事は、僕は当然のように思います。

 

ウェブ関連のHP作成などの時間が増えるにつれ、

「こういうの仕事っていうのかな?こういうのじゃなかったんだけどな。。。」

と感じるようになりました。

 

そういった業務に、異議を唱える同僚もいた事は事実です。

 

しかし今思う事は、それらは重要な営業ツールを構築していた、

非常に大切な仕事だった事がよくわかります。

一般企業では自社ウェブには携わらない

今まで担当した会社を振り返ってみると、

自社でウェブ関連に、大きな力を入れていた会社はありません。

 

自社のHP、新商品紹介ページ作成などのウェブ関連費用は、

はどこどこの会社を見ても、50万以上、100万単位の請求書等を目にします。

 

その中には、ドメイン取得だけで50,000円と言う請求書を見たことも。。。

ウェブは自社で行う仕事という認識がないのかもしれないと、改めて感じています。

 

僕の今の営業ツールと言うと、へなちょこHPとブログしかありません。

どちらも美しく賢い文章とは言えず、下手な絵もあり、内容も大したことないのですが、

2つのページの記事を同時に作成していると、下手な僕は余計に時間がかかります。

 

個人的な趣味でイラストを自作していると、更に時間が…。

 

ホームページやブログの記事の投稿は、それらは外部の目から見ると、

いわゆる仕事とはみなされないのかもしれません。

 

事実、10年前の自分もそう思っていたのであり、

そう言われたとしても、なかなか有意義で効果的な反論ができません。

 

一般企業に勤務していれば、自社のウェブをいじることなど、

おそらくは殆どないのでしょう。

中小法人だけでなく、大企業であれば、尚更プロに任せているはずです。

 

プレイヤー達は本業に集中すべきであり、

広告関連は広告宣伝部や、営業推進部が行うのでしょう。

 

 

仕事かどうかは経験してみればわかる

ウェブ関連が仕事なのかどうかはよくわかりませんが、

どちらの考え方であっても、非難されるべき事ではないと感じます。

 

僕は今まで勘違いしていた事があります。

 

以前はしばしば、

「転職しないとわからない」、「会社員を辞めないとわからない」、「経営者ではないからわからない」

など、~ではない、~しないとわからない、という言い方をしていました。

 

僕自身も無意識に使っていましたが、

他人から言われると、何となくイラっとする言い方ですよね。

 

否定から始まり、否定で終わる反実仮想ほど、

嫌味でネガティブな日本語はありません。

 

どうせあんたにゃ、わかんないでしょっ!的で嫌な感じです。

相当後ろ向きな言い方に感じます。

 

だったらもっと前向きに、

「転職したからわかること」、「会社員を辞めたからわかること」、「経営者だからわかること」

という肯定的な言い方の方が、断然ポジティブです。

 

WebやHP関連の作成、投稿などは仕事かどうかは、

自分がその立場になってみれば、わかる事だと感じます。

 

まとめ

10年前、僕はウェブ関係について、それ程嫌いではありませんでした。

むしろ興味があり、楽しんでいたので、

その当時、勤務していた事務所のHPの一部に、自分のブログを作ってもらいました。

 

そのまま退職せず、ずっと勤めていたら、今頃どうなっていたのかなあ?と、ふと思います。

おそらく、税理士にはなっていなかったと思いますが。

 

今日の言葉

anti-real virtual:反実仮想

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