歴史的建築物は心地良い、オシャレでレトロ、そして時代の痛みがある
この6日間の小旅行で、潮州と屏東の日本村があった場所へ。
日本家屋のリノベーションを見に行きました。
潮州も屏東も、まだまだリノベーション中であり、
潮州は、かなり荒廃が進んだままに。
屏東も、夏よりは一段と改装が進んでいますが、
まだまだ手付かずの家屋も。
古いものを大切にすることって、万国共通なんだと、改めて感じます。
古いものは心地より
しばしば、古いものはレトロで心地よいと言われます。
不便だったから、便利さを追求して進化していったはずですが。。。
時が経てば、旧式の方が温かみがある、心地よいと言われます。
勝手なように感じますが、実は僕も同様に感じることがあります。
確かに少し年季が入った建物の方が居心地がいいし、
灰色のコンクリートより、年数を経た木の香りがする方が好きです。
便利さや使いやすさ、住みやすさでいったら、断然劣るのだと思いますが、
人間が居心地がいいと感じるのは、意外にも、不便な状況を好むこともあるんですよね。
古いものはオシャレ
古い建物、デザインなどを目にしては、オシャレ~!
と唱える人もしばしばいます。
ええ、僕もそういう人間です。
昔のちょっと古臭いデザインって、逆にオシャレに感じます。
そう思うことは当然のことであり、その古い時代を知らない自分にとって、
その古さとは、新しいものそのものです。
だから現在の革新的なデザインと異なり、
レトロや懐かしいといった形容詞に変化して、自分にとって新しい=オシャレだと感じます。
現地の日本家屋は、元々は台湾のものではありません。
しかし、日本が残した物を、大切にしたり、わざわざお金をかけて、
リノベーションしてくれることって、ありがたいことだと感じます。
古いものは時代の痛みが
僕は欧州へは行ったことがないので、歴史的美しい教会、
神殿については、まだ目にしたことがありません。
だから本当は1か月かけて欧州を周ってみたいと考えています。
台湾へ旅行するようになり、10数年の間、日本の移民村を見たり、
昔の古い荒廃した建物、リノベーションされた建物を見ましたが、
そのどれも、時代の苦しみも楽しみもあったはずです。
時には日本との間で、ちょっとびっくりするような歴史背景を見てしまったり。。。
かわいい。おしゃれ、レトロだと、軽々しく口にしてしまいますが、
その時代に生きた人にとっては、苦しんだ人もいるはずです。
それらは保存することによって、なぜ古い建物が現存されているのか?
どんな歴史をたどった建物なのか?
そして、そこに生きた人達の思い。
歴史的建築物の保存には、そんな大きな意義が隠れているのだと感じます。
まとめ
今日は屏東から高雄へ移動。
午前中は、久しぶりに高雄でじっくりお買い物を。。。
午後は鳳山で城門や砲台を見たり、久しぶりに港へ行ったり。
ええ、伝統的な台湾中華菓子、緑豆ケーキを久しぶりに買いました。
やっぱり高雄って、凄く都会だなあと感じます。
明日は午後の便で帰国します。