記帳指導は従事税理士不足。本年度も記帳指導を行うことに。記帳指導のここがツライよ。

今年の記帳指導を受ける事にしました。

 

昨年度で最後の予定でしたが、

どこの支部でも人気が無く、

従事税理士さんが不足しているようです。

 

そこで引き受けることにしました。

従事者がいないなら仕方ありません。

 

記帳指導が人気が無いと思われる理由を推量します。

 

 

 ファーストコンタクトがとれない

記帳指導のファーストコンタクトは電話。

過去3回とも電話でした。

 

そして電話が曲者です。

電話がつながらないのです。

 

一向に電話にでない方もいます。

これでは全く先に進めません。

キャンセルの意思も把握できません。

 

ファーストコンタクトは難問です。

 

そしてファーストコンタクトの対応で、

相手の人間性の5割を把握できます。

 

ファーストコンタクトは大切です。

 

 意外にスケジュールが混み合う

記帳指導初年度は19先。

2年目は4先。

昨年は10先でした。

コロナで開始が10月だった昨年は、

かなりスケジュールが過密になりました。

 

特に1月、2月はスケジュール調整が難しいことも。

 

1人でバリバリ顧客を抱える税理士さんなら、

記帳指導を行うことは大変かもしれません。

 

 前日、当日のキャンセル、日時変更

ファーストコンタクト後は、

メールやラインでやり取りしています。

 

電話よりも垣根が圧倒的に低いです。

当然、キャンセルや時間変更も気軽です。

 

日時変更やキャンセルは仕方ありません。

先日キャンセル等も仕方ありません。

 

しかし、当日キャンセルはとっても不快。

 

「サイクリングに行けたのに!」

「遊びに行けたのに!」

 

「漫画ミュージアムに行けたのに!」

「せっかく相方が平日休みだから、ラブホへ行けたのに!」

 

上記は過去4回の事実です。

当日キャンセルはやめて欲しいものです。

 

 前回から全く記帳が進んでいない

オレ「では残高試算表にしてください。」

納税者「??試算表?何それ?」

 

進めていくと、全く記帳が進んでいません。

これでは何も行うことがありません。

 

「すみません。できてません。」

という方は、やはり何名かいらっしゃいます。

 

僕の威厳が足りないでしょう。

 

期日までに記帳を進めてもらうということは、

意外に大変だと改めて気付かされます。

 

 手書きの帳簿、申告書がある

過去3回とも、手書の方がいました。

僕は古い税理士なので、

手書きであってもお茶の子さいさいです。

 

しかし、手書きはどう対応すべきかわからない。

手書きで申告書を起こす事ができない。

という税理士さんもいます。

 

納税者の中には、エクセルに仕訳を打ち込み、

自力で複式簿記をされる方もいるので、

手書きが全く分からないとキツイことも。

 

ある程度の手書き能力は必要かもしれません。

 

 記帳指導にそぐわない

3回対応した中で、

記帳指導にそぐわない方もいました。

 

投資物件を複数抱え、

償却資産に対象となる工事をしている場合です。

 

明らかに税理士へ依頼した方が得策ですし、

自分で記帳を行うのなら、

税理士から有料の記帳指導や経理指導を受けた方が良い場合です。

 

一刻も早く税理士へ依頼した方がいい。

とキッパリ告げることも大切です。

 

 人により差が激しい

記帳指導をしていて感じることは、

人によりその差が激しいことです。

 

毎回必ずキッチリ記帳される方もいますし、

「できません。」という方もいます。

 

みるみるうちに複式簿記が上達される方もいますし、

結局、売上計上の仕訳をままならない方も。

 

1度説明しただけで、事業主貸をマスターする方もいますし、

ひたすら現金がマイナスになる方も。

 

人により差が激しいと実感できます。

 

 まとめ

4度目の記帳指導を行うことにしました。

今年で本当に最後にする予定です。

 

昨年度、最後まで対応した全員からは、

最後に一言添えがありました。

 

メモ用紙程度の一言添えであっても、

そういうのは割と嬉しいものです。

 

LINEやメールでいいし、

敢えてしなくてもいいことですから。

 

記帳指導はお薦めの税務支援です。

 

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